第67回カンヌ国際映画祭コンぺティション部門正式出品作、河?直美監督『2つ目の窓』がいよいよ7月26日(土)より公開となります。

監督:この場に立てて胸がいっぱいです(涙)。10年ほど前に奄美大島にルーツがあると知り、その後初めてこの島にきました。自分は両親を知らずに育ってきて「なんで自分は生まれてきたんだろう」と思って生きてきたのですが、この島のみなさんが「お帰り」と言ってくれて、そこからすべてが始まりました。そして今、世界の人たちにこの映画を通して奄美の文化や人のぬくもりを伝えることが、自分の役割だったような気もしています。本当にうれしいです(涙)。
海や山、男性や女性など、自分と違うものを受け入れて許して2つが一緒になった時、新たな窓が開くのではないかなと思っています。違いを全部含めて一緒だよ、とこの島のみなさんが私を受け入れてくれたように、この感覚は世界を救うと思っています。その思いを込めてこの作品を作りました。

吉永:奄美の皆さん、ただいま!(涙) ここで過ごした 1 か月半は私にとって本当に宝物です。映画の中ですごく助けていただいたみなさんの顔をみながら、今この舞台で「2つ目の窓」の感動を一緒に味あわせていただけて、本当に感動しています。ありがとうございます。

村上:撮影の 1 か月前からこの島で暮らして、毎日島のみなさんと言葉を交わし、行事にもたくさん参加させてもらって、島の人に少しでもなれるよう努力しました。中でも、相撲大会に突如監督に出させられて惨敗したんですけど、すごく楽しかったです。自然に暮らしている様子を、そっとカメラで撮るというような撮影でした。

監督:日本での公開は 7 月 26 日からとなりますが、フランスでは 10 月 1 日からこの作品の仕上げをしたパリだけで 15 館、フランス中で 100 館での公開が決まりました。全世界へ奄美の素晴らしさを伝えられることがうれしいです。

想いがあふれ、途中、涙でうまく話せなくなってしまった吉永さんに、監督からまさかのミッションが!「うまく話せないなら、歌ったら?」とのむちゃぶりに応えた吉永さんは、本作のために連日時間を惜しんで練習した、劇中で披露している島唄を熱唱。会場のみなさんと一体になっての大合唱となりました。