会場に集まった約800名の観客の悲鳴に近い歓声に迎えられて主演の佐藤健と、本作のメガホンをとった大友監督が登場。熊本県のゆるキャラくまモンも会場に駆けつけた。

【日 付】  7月11日(金)     
【場 所】  荒尾市総合文化センター (熊本県荒尾市荒尾4186−19)
【時 間】  19:00〜
【登壇者】佐藤健、大友啓史監督、くまモン

全国1府9県でロケが行われた本作。熊本県では、山鹿市の八千代座、宇城市の旧三角裁判所「法の館」、荒尾市の万田坑の三箇所でもロケが行われており、佐藤は「(熊本に来ることを)本当に楽しみにしていました。撮影のときに熊本の皆さんに本当にお世話になったので、映画を観てもらえて嬉しい」と笑顔で挨拶。大友監督も「去年の夏に大人数のスタッフと押しかけたのですが、良い撮影が出来ました。皆さんにお見せできるのが嬉しい」と、佐藤同様に凱旋を喜んだ。

佐藤にとって去年の夏以来の熊本だが、「ほっぺたに十字傷をつけて、赤い衣装をきて、くまモンが撮影をしている時に来てくれた」と、くまモンとのエピソードを振り返り、「撮影中にみんなでご飯に行って馬刺しを食べた」と熊本県ならではの思い出も付け加えた。大友監督は「暑かったです。夜通し(撮影を)やっていて大変だった」と撮影時の苦労を明かした。
また、佐藤は以前仕事で熊本でトークイベントを行ったことがあり、「熊本を身近に感じています!」と熊本愛をアピールし、「くまモンは今回の撮影で親友になった。ぜひ今度は東京に来てね」と駆けつけてくれたくまモンとの仲の良さを見せつけた。

MCに熊本県をロケ地に選んだ理由を問われると、大友監督は「近代的な鉄産業界を担った場所で、すごく映像が良いものになると思ったので」と、熊本の歴史的背景が魅力的であった事を明かし、「八千代座に目をつけていて、万田坑にも足を運んだ」と、ロケ地選定のこだわりを教えてくれた。
今回の熊本凱旋イベントの前に万田坑に訪れていたという監督は「すごく絵になりますよね。撮影で誘致したりどんどん盛り上げていければ良いと思う」と万田坑へ期待を寄せた。

本作は、原作ファンの間でも評価の高い「京都編」を基に、緋村剣心らが新たな戦いに身を投じる姿を圧倒的なスケールとアクションで描いているのだが、「体力がそんなにないんですけど、とにかく必死に演じていた」と撮影を振り、「前回すごいと言ってもらえたことが今回は当たり前。前回の反省点がわかった上で練習ができたので前作『るろうに剣心』より(アクションが)出来たと思う」と佐藤は自信を持って答えていた。

●最後に一言
監督:映画を観ていただいてそれぞれ感想をもっていただいて、観た人達とコミュニケーションを持って欲しい。アクション映画だけど、見方によってはラブストーリーであり、ドラマもある。家族、親戚、お友達、同僚と感想を共有して欲しい。

佐藤:(映画を観てもらえると思うと)ドキドキしている。映画についてはまっさらな気持ちで観て欲しい。見終わったら次の『るろうに剣心 伝説の最期編』の公開が9/13という事を思い、苦しい日々を送ることになるかと思います(笑)。9/13まで盛り上げていきたいと思うので、よろしければ力をかしてほしい。またお会いできるのを楽しみにしています。