東宝スタジオでKDDIは、「思い出のマーニー×種田陽平展」を応援する「au loves ジブリ」キャンペーン実施を発表した。
会場には、江戸東京博物館で設置される実物大のセットも公開された。このセットは「思い出のマーニー」で美術監督を務める種田陽平氏が、作品の世界を巨大空間アートで表現したものでアニメーションがリアルに体験できる展覧会となる。

KDDIの代表取締役執行役員専務の高橋誠と、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが挨拶に登壇し、高橋専務は、前回、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」をサポートし、2010年からのお付き合いで、「ネットだけではななく、リアルに立体的に体感することも大事で、映画は映画館で見てもらいたいという思いも含まれている応援です」と『思い出のマーニー』の応援メッセージをコメント。

鈴木さんは種田陽平を招いた理由に「映画はアニメーションだろうが、実写映画だろうが、大事なもののひとつは、キャラクターの後ろにある世界が重要で、実写の
世界から人が、新しい風を吹き込んでほしいと願いまし」また、作品について「児童文学書を読んでいて、やり残したことがあるという米林宏昌監督に次回作の題材として原作を提案、この企画なら、宮さん(宮崎駿)が手の出しようがないと思ったんですよ。宮さんが口を出す、手を出す時は、男女の話。女同士の話については手を出さないから」と裏話を暴露。また、「仕上がった作品はジブリらしく、かつ宮崎駿と高橋勲という2人の巨匠よりもがいますが、製作期間が(彼らの作品の)半分の期間で、よくあれだけの作品を作った」と高く評価。

「au loves ジブリ」の企画に対して、鈴木さんは「前回はLINEはそんなに知らなかった。今回は使ってみて、さっきスタンプをダウンロードしました。こだわりは、寝起きのトトロです。」とLINEにハマっているユーザーのようだ。

「au loves ジブリ」キャンペーンは、本日から「思い出のマーニー」の公開に合わせて開催される。
「思い出のマーニー×種田陽平展」 2014年7月27日 (日) 〜2014年9月15日 (月・祝)
「ジブリの立体建造物展」2014年7月10日 (木) 〜2014年12月14日 (日)
ほか、「auスマートパス」会員向けのコンテンツなどスタジオジブリ公式読み物サイト「ジブリの森」や「見つめるジブリ展」などが開催される。

(Report:Yasuhiro Togawa)