直木賞作家の小池真理子さんによる平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞作を、日本映画初単独主演を果たした日本・韓国で人気の音楽グループ超新星のユナクさんや原田夏希さん、江波杏子さんなどの実力派俳優で映画化した『無花果の森』が、本日6月14日(土)に初日を迎え、主演を務めた超新星のリーダーであるユナクさんを始め、ヒロインの原田夏希さん、古厩(ふるまや)監督、主題歌を担当するMiNoさんが登壇し、舞台挨拶を行いました。

劇場内は立ち見のお客様が出るほどの大賑わいの中、登壇者それぞれが本作に懸ける思いを語って下さいました。

『無花果の森』初日舞台挨拶
◆開催日程:6月14日(土) 
◆場所  :シネマート新宿(新宿区新宿3丁目13-3 新宿文化ビル6F)
◆登壇者 :ユナク(超新星)、原田夏希、MiNo(主題歌)、古厩(ふるまや)智之監督

【イベント内容】

コメント
■ユナクさん(ヨンホ役)
日本映画が凄く好きだったので、お話を頂いたときとても嬉しかったです。
内容には不安があったのですが、監督を信じてやってきて、とても良い映画が出来上がりました。
原田さんとのラブシーンがあったので、とても悩みました。
韓国ではあまりない長回しのシーンをこの映画では、ほとんど使っていて
日本映画に出演したんだという実感が沸き、またとても勉強になりました。
とても良い経験ができたので、これを糧にまた日本映画に出演してみたいです。
(ワールドカップについての質問で)
W杯は眠れない夜が続きますね(笑)
明日は日本戦ですが、とても興味があります。アジア全体が上位にあがって
日本も韓国も上位になって、嬉しい気持ちで終わってくれればいいなと思います。
がんばってください。

■原田夏希さん(新谷 泉役)
ユナクさんのような外国の方とお芝居をするのが初めてだったのですが、
日本人でもあまり使わない生い立ちなどを説明する状況台詞を、自国の言葉ではないのに使って
お芝居ができるということが、役者として凄くうらやましいなと思いました。
私自身、この映画を見ていろんな事を考えさせられました。人生は小さなことの選択の連続です。
この映画の中で私は、この人と出会ってこの人とどうやってやっていくかを自分で決断して行くという事が、
どれだけ大事なのかということを教えてもらったような気がします。

■MiNoさん(主題歌)
ユナクさんが優しく演技指導をしてくれて、やっぱり”オッパー”は優しいなと思いました。
今回私が歌った詩の中に「大好きだった」というフレーズがあるのですが、エンディングを聞きながら
皆さんの大好きなユナクさんを思い浮かべていただけたらなと思います(笑)

■古厩監督
最初ユナクに会うまで、いい映画になる自信がなかったのですが、会って話をしたら、
彼ならできるなと思いました。この映画は彼の良いところを沢山もらって
作っていく所が多かったです。原田さんは明るく聡明な方なのに役はすごく暗い役で、
でも心をなくした役をとてもうまく演じてくださりユナクの役柄とうまく解け合ったなと思いました。
今回はユナクや原田さんに(演技を)任せたりしてみんなで作った作品でした。
多くの方に見ていただけたらと思います。