超本格音楽映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』が7月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館ほかにて公開となります。本作の主演であり世界的ヴァイオリニストであるデイヴィッド・ギャレットが来日し、ジャパンプレミア試写会にて舞台挨拶および5億円の名器ストラディヴァリウスによる生演奏を披露いたしました!

日時:6月11日(水)
イベント開始:18時30分〜
場所:スペースFS汐留
登壇者:デイヴィッド・ギャレット(33)

MC:まずは日本の皆さんに一言お願いします。
デイヴィッド: 久しぶりに日本に来られて嬉しいです。今回僕は3つの大きなプロジェクトと共に戻って来られました。まず1つ目は、これから観て頂く僕の長年の夢が叶った『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』で、音楽だけでなく主演と製作にも関わる事が出来ました。2つ目は、本日映画のイメージアルバムが発売されます。映画の曲ももちろんですが、それ以外の曲も楽しめます。そして3つ目は、現在ツアーを行っていて、21日、22日には日本でも公演をします。

MC:パガニーニという役をどのような思いで演じましたか?
デイヴィッド:幼い頃からパガニーニの音楽には触れて来ました。ヴァイオリニストは必ず弾いてみたいと思う音楽家ですので、26年間くらいの間準備をしてきたと言えます。演じる事に関しても、パガニーニの人生に共感できる部分が多いので、自然に演じることが出来ました。

MC:映画の中で、尊敬するパガニーニの曲をアレンジされてみていかがでしたか?
デイヴィッド:パガニーニが残したスコアはヴァイオリンのパートのみなのですが、そのパートは本当に天才的なのでそのまま触らず、それ以外の部分をよりヴァイオリンに見合う形まで引き上げたつもりです。

MC:ちなみに5億円のストラディヴァリウスの音色は、他とどうちがうのでしょう?
デイヴィッド:まず、金額が違います(笑)。沢山のヴァイオリンを弾いてきましたが、その中でも金額に関わらず良い楽器ももちろんありますが、先日も80人ものヴァイオリンコンツェルトを弾いたのですが、その中でも音がよく通って、抜けます。そこが一番の違いだと思います。

MC:最後にコンサートへの意気込みをお願いします。
デイヴィッド:クラシックだけではなく、ロック・ポップス・ジャズ・R&Bなど色んな音楽が詰まったコンサートですので、なかなか一言では表せないのですが、素晴らしいメンバーとやりますので楽しいコンサートになると思います。

舞台挨拶後の生演奏では、5億円の名器・ストラディヴァリウスでたっぷりと3曲を披露。「Smooth Criminal (マイケル・ジャクソン)」、「Child’s Anthem (TOTO)」ではロック調の激しい演奏で会場を沸かし、そして最後には映画でも印象的に使われている「愛しい人よ」を美しく繊細な音色でしっとりと聴かせ、集まった観客からはため息が漏れました。