愛らしい笑顔と天才的な演技で、国民的人気を誇る女優・芦田愛菜。彼女が堂々映画単独初主演を果たす『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(6月21日(土)より全国公開)は、ちょっと風変わりなダークヒロイン・琴子(こっこ)の物語。愛らしさはそのままに、時にはバリバリの関西弁で吠えるタフな小学三年生が、スクリーンを元気いっぱいに駆け回ります。『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』など数々のヒット作を放ち続ける行定勲監督が、「さくら」、「きいろいゾウ」、「ふくわらい」、「舞台」などを生み出した、今最も注目を浴びる人気作家・西加奈子の同名小説を映画化。

 また本作は、在阪民放テレビ5局(読売テレビ、毎日放送、朝日放送、テレビ大阪、関西テレビ)による初の共同製作作品です。「大阪で映画を企画製作しよう!」と在阪5局の映画担当者が定例会議を始めたのは2010年春。原作の選定から膝を突き合わせて会議を重ね、キャスティングや脚本にもノウハウを惜しみなく出し合って、関西の民放局の総力を結集した映画が生まれました。

 本日6月10日(火)、上記在阪5局の着ぐるみキャラクター(読売テレビ/ウキキ、毎日放送/らいよんチャン、朝日放送/おき太くん、テレビ大阪/たこるくん、関西テレビ/ハチエモン)が集合し、芦田愛菜さん、行定勲監督と共に、本作内でエキストラ出演したオッサン三人(浜村淳さん、川藤幸三さん、タージンさん)との爆笑舞台挨拶が実施されました!サプライズで登場した芦田愛菜さん、行定勲監督に大歓声をあげたのもつかの間、川藤幸三さん、タージンさん、浜村淳さんの順でアナウンスされると会場はなぜか爆笑の渦に!以下、内容をお楽しみください。
 
 まず主演の芦田は、印象に残っているセリフが「やっぱり、『うっさい、ボケ』ですね!」と断言。「『うっさい、ボケ』ってなかなか関西の人でも言わないじゃないですか。なので最初は言いにくいなと思っていたんですけど、撮影が終わる頃には、もうキーッってなったら『うっさい、ボケ』って言えるようになったので、撮影が終わるのが寂しかったです。もう言えなくなるんだって(笑。なかなか東京で『うっさい、ボケ』って言ったら、ちょっと・・・(笑」

 その素晴らしい答えに感心した行定監督はさらに愛菜ちゃんの魅力について問われると、「よく天才子役って言われるでしょ?でもね〜〜(笑)って思っていたんですが・・・天才子役です!もうすっかりこっこそのもので、本当に頼りがいのある主役で、ぼくは楽でしたね。現場は。」と思いのたけをズバリ。
 ここで大阪のオッサン3人が乱入!MCの「大阪が舞台なので、エキストラで出演していた方もお呼びいたしましょう!川藤幸三さん、タージンさん、浜村淳さんです!」とアナウンスされるだけで会場はなぜか爆笑の渦に!
 
 みどりのおっちゃん役の川藤幸三は、愛菜ちゃんの印象を聞かれて、「こんな可愛い子がこのみどりのおっちゃん捕まえて、『うっさい、ボケ』って言う!これだけのギャップを9歳のお子さんができるというのはとんでもないことや!このワシに、さあこれだけのセリフ吐けって言われても絶対無理!ねえ、監督! だから、セリフ一切なかった!」(場内大爆笑)
 
 重要なシーンの野次馬役で出演の浜村淳は、監督に不満があるそうで「芦田愛菜ちゃんのファンであると同時に、行定監督の大ファンなんです。その監督の作品に、私が愛菜ちゃんと共演する!脚本が届いた!開いてみたら、『やじ馬:浜村淳』。監督。あれは傷つきましたね〜(笑」とキツい一言。さらに「カンカン照りの暑い日に、30回くらい撮り直しをするんです。監督が!でも『やり直しをするたびに良くなっていく』っておっしゃっていただけるんですが、だったら何でもっとセリフを増やさんのか!出番を増やしてくれないのですか!」と怒り心頭のご様子も、愛菜ちゃんと撮影できたのが楽しかったそう。
 
 さらに本人同様【レポーター役】で出演されたタージンは、「監督からは『いつも通りやってくれ』と言われたんですが、本当にいいものなのか…」と緊張していた様子。さらに「わたくしキーパーソンになっておりまして、実は映画の中ではあの谷村美月さんとご一緒なんですが、濃厚なカラミがありまして、この辺がどういうものか、ぜひとも楽しみにご覧いただきたいです。」と見所を語っていただけました。
 
 さらに司会者から、愛菜ちゃんがヒョウ柄の服を着ている関西限定のスタンディーパネルについて聞かれた浜村淳が暴走し始め…、
 愛菜ちゃんをひたすら褒め続け一向に止まる気配もない。タージンが時計を指し、長い?という表情やスタッフを見て「巻き」のポーズをし、館内もザワつき始める。「あの・・・浜村さん・・・ちょっと・・・」となかなか止められない司会者が愛菜ちゃんに「浜村さんに何か突っ込んで!」とお願い!すると
 
  「うっさい、ボケ!」(場内割れんばかりの大爆笑/拍手)
 
 と映画のセリフに引っ掛けた突っ込みを披露。浜村さんもしてやられた表情をしつつも、「ありがとう!浜村淳です!」と自身の長寿番組にひっかけ、オチまでつけてくれました。
 
 最後に芦田から
 「私が演じているこっこちゃんは、自分の気持ちを正直に言っちゃうだけで、実は変わった子でも困った子でもないと思います。
 大人の考える”普通”に悩んだりもするんですけどでも、お友達の見えない心を一生懸命見ようと努力するこっこちゃんのやさしさを感じて頂けたら嬉しいです!わたしも大好きな映画になりました!みなさんもこの映画を好きになっていただけたら嬉しいです!
 楽しんでってやー!」と関西弁で締めくくりました。
 
 フォトセッションの際には、在阪5局の着ぐるみキャラクター(読売テレビ/ウキキ、毎日放送/らいよんチャン、朝日放送/おき太くん、テレビ大阪/たこるくん、関西テレビ/ハチエモン)が集合し愛菜ちゃんも笑顔で写真に納まりました。
 
  『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』は6月21日(土)全国ロードショーとなります。