この度、本作の公開を記念し、女性の心と男女の駆け引きを誰よりも知り尽くしたブルボンヌさんと、映画のイベントを中心に活躍しているなんでも添削家・赤ペン瀧川先生と共に登壇し、日本最速試写会トークショーイベントを実施いたしました。

『サード・パーソン』 日本最速試写会トークイベント

実施日:6月5日(木) ※映画上映前実施
会場:TOHOシネマズ 日本橋 スクリーン2 
ゲスト:ブルボンヌ(女装パフォーマー・コラムニスト)、赤ペン瀧川先生(なんでも添削家)

MC:本日は、映画『サード・パーソン』日本最速試写会へお越しいただきまして誠にありがとうございます。
本作はアカデミー賞受賞歴を持つポール・ハギス監督の待望の新作でございます。
ハギス監督といえば、非常に緻密な脚本で有名なのですが、本作『サード・パーソン』は観る人によって解釈の仕方が変わるんです。おそらく皆さんの人生経験によって変わって来るんだと思いますが、まずは、どんな映画なのか、というのを映画のプロフェッショナルのこの方にご説明いただこうと思います。
日本で唯一“なんでも添削家”の肩書を持ち、テンポの良いトークとスピード感のあるスライドを武器に映画や音楽、人物などありとあらゆる分野を日々添削中のこの方、赤ペン瀧川先生です。皆様どうぞ大きな拍手でお出迎え下さい。

赤ペン瀧川先生(以下、先生):皆さん、こんばんは。赤ペン瀧川先生です。
今日は映画『サード・パーソン』を少しでも皆様にお楽しんでいただけるようにスライドを
作ってきました!よろしくお願いします。

<赤ペン瀧川による『サード・パーソン』怒涛の特別講義スライド>

MC:ありがとうございました!では、ここでもう一人先生をお呼びしたいと思います。
極上の愛のミステリーということで、女性の心を知り尽くしたこの方にお越し頂きました。
女装パフォーマーとして活躍しながら、新宿2丁目のゲイミックスバー「Campy!Bar」のママとして、新宿の街角で繰り広げられる愛のミステリーを日々見守っているブルボンヌさんです。皆様盛大な拍手でお迎えください。

ブルボンヌさん:こんばんは。女装パフォーマーコラムニストのブルボンヌです。
よろしくお願いします。愛のミステリー映画って私もミステリーだったって感じよね。
ちなみに新宿の街角で繰り広げられるのはホラーかコメディです。(笑)

MC:お二人には先に映画をご覧頂いたかと思いますが、本作いかがでしたか?

ブルボンヌさん:予備知識なく観たんですが、引き込まれました。
先生のスライドがお見事すぎて素晴らしかったです!でも、映画観た後、居酒屋で話し合うなら、私の新宿二丁目にあるバーでぜひ。
この映画は普通に考えると、2、3回は観ないと答えに辿り着けないと思う。

瀧川先生:そうなんですよ!僕は3回観ましたよ。くやしくて!
絶対騙されないと意気込んで観たのに、騙されましたね…
だから、配給の人に公開と同時にDVDを売った方がいいって言いましたからね。

MC:本作を観る上でのポイントや見所ってありますか?

ブルボンヌ:はじめ、あれ?って思うんですよね。でも、所々糸口があるので、そこに気付けると、だんだんと紐解けるかもしれないです。

瀧川先生:セリフと会話がほぼ伏線なんですよ!だから、油断しないでください!
ヒントが散りばめられています。

ブルボンヌ:あ、見所ですよね!リーアム・ニーソンの裸が出てくるんですけど、少しだらしないところがいいんです!

瀧川先生:ジャイアント馬場みたいな体系してるもんね。油断してるよね。

ブルボンヌ:そこに興味あるのは私だけかしら…

MC:3組のカップルが登場しますが、共感したところはありましたか?

瀧川先生:嫁が今妊娠中なんですけど、どのカップルも子供がキーになっているので、子供の姿にぐっときましたね。

ブルボンヌ:私は愛人体質なので…(笑)リーアムとオリヴィアの2人ですかね。
ちょっとツンデレ恋愛のオリヴィアがいいですよね、ちょっとエラはっててエラがワイルドで、
エラヴィアですけど(笑)とにかく、2人がいいです!シンパシー感じてごめんね、オリヴィア。

瀧川先生:あの2人はいいよね。ハギス、オッシャレー!みたいな。二人の会話が全部いいんですよ。

MC:最後に一言づつお願いいたします。

ブルボンヌ:”サード・パーソン”って日本人には聞きなじみのない言葉だけど、三人称って意味なのよね。一見、恋愛も2人だけで成り立っていそうだけど、実はいろんな人のうねりの中で生まれているんですよね。

瀧川先生:最後まで気を抜かず、僕みたいにモヤの中に放り込まれる感覚を味わってください!
ちなみに、公式サイトで秘密ページが用意されるそうなので、そこで僕の解釈も載ります!
ぜひ、観終わった後、ご覧になってください!

MC:ありがとうございました。ブルボンヌさん、赤ペン瀧川先生の特別講義でした。