映画『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』日本最速プレミア上映 中野裕之監督舞台挨拶
絶大な支持を集めるロックバンド・ONE OK ROCKのドキュメンタリー映画『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』。5/8(木)に、本作の日本最速となるプレミア上映が行われ、本作の監督・撮影・編集をつとめた中野裕之が舞台あいさつを行いました。
■日時:5月8日(木) 20:50開始
■場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7(港区六本木6-10-2 六本木ヒルズ)
■登壇者:中野裕之(監督・編集・撮影/56歳) MC:宇野維正(映画/音楽ジャーナリスト)
<『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』日本最速プレミア上映中野裕之 舞台あいさつ>
5/16(金)より3週間限定公開いたします、若者を中心に絶大な支持を集めるロックバンド・ONE OK ROCKのドキュメンタリー映画『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』。本作は、昨年行われたアジア、そして初のヨーロッパツアーとなるONE OK ROCK 2013″ Who are you??Who are we?? ” TOURへの完全密着取材を敢行。1か月半に渡り、11カ国12公演を駆け抜けた彼らの足跡を綴った作品です。5月8日(木)に、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、本作の日本最速となるプレミア先行上映終了後、本作の監督である中野裕之による舞台挨拶を行いました。
予約開始するや、即日で予定枚数を大幅に超えるほど応募が殺到したプレミア先行上映のチケットを手に入れた熱心なファンたちが、早い時間から劇場に訪れ、大きな賑わいで、劇場の外では、「チケット譲ってください!」と書かれたプラカードを持つファンの方もおり、まさにONE OK ROCKのライブ会場のような盛り上がりでした。
本編上映中は、スクリーンに映し出された熱狂のライブ映像に合わせてリズムを取る、ヘッドバンキングをするなど、観客のみなさんそれぞれが思い思いのスタイルでONE OK ROCK初のドキュメンタリー映画を楽しんでいました。
上映終了後、満員の観客席からの大きな拍手の中、中野裕之監督による舞台挨拶がスタート。都内屈指の大きな映画館に集まった観客の皆さんに感謝の挨拶をし、一ヵ月半の間メンバーとともにアジア、ヨーロッパを回った思い出や映画のみどころを語りました。
舞台挨拶の途中、何と中野監督が持参したカバンから愛用の一眼レフデジタルカメラを取り出し、「これでこの映画を撮影したんですよ」と突然客席にレンズを向けました。劇中、パリでのライブの時に、現地のファンが、一生懸命に日本語で「私たちはONE OK ROCKが大好きです!」と叫ぶシーンを再現し、ONE OK ROCKのメンバーに見せたい!と監督が提案し、突然撮影がスタート。「パリの観客に負けないで(笑)!」と中野監督が盛り上げ、それに応えて観客のみなさんが大きな声で「私たちはONE OK ROCKが大好きです!!」と叫びました。
後半では、中野監督と観客とのQ&Aも実施。今体験したばかりの熱狂のライブの感想や質問に、中野監督は丁寧に答えつつ、自身も観客に「どのシーンが好き?」「どの曲が好き?」と質問をするなどし、ONE OK ROCKのファンと監督が語り合う貴重な機会となりました。
最後に行われたマスコミ向けのフォトセッションでは、中野監督のアイディアにより、観客席の皆さんをバックにしての撮影を実施。観客の皆さんは、誰からともなく、劇中でメンバーがシンガポールでの記者会見時にとったポーズを全員で決めてマスコミ陣の撮影に応え、大盛り上がりで舞台挨拶は終了いたしました。
●中野裕之監督 舞台挨拶コメント
今日は、こんな大きな映画館でこの映画を観ていただいてありがとうございます。
舞台挨拶というとONE OK ROCKのメンバーもいて欲しい・・・と思う人もいると思うんですが、やっぱりロッカーはこういう所に立ってちゃいけないと思うんですよ。ロックをやっている人はやっぱり演奏しているところが一番カッコいいですからね!
こういう音楽ドキュメンタリーは、大体曲が途中で切られるじゃないですか。僕はそれが絶対に嫌だったんです。
(劇中、海外の観客がONE OK ROCKの曲を日本語で歌い、涙を流していることに感動した、という観客の感想に答えて)
少し前の時代なら、日本人のアーティストが海外のライブハウスを満員にするなんて考えられない事だったんですよ。観客がいたとしても、日本から来たファンクラブの人がほとんどだったり・・・。
でも、ONE OK ROCKのチケットは、現地で売り切れてしまうんですよ。海外では、ONE OK ROCKのCDが買えないのに。みんなyoutubeで見て、ONE OK ROCKを好きになっているんです。今、まさに現在進行形で世界に向かっているバンドなんですよね。これから、もっともっと凄いことになると思いますよ。
●観客の皆様とのQ&A
Q.監督にとって、ONE OK ROCKとは何ですか?
中野監督:“バカカッコイイ”ロックバンドですよ!見てて楽しい、動きが激しい、ロックバンドですよね。普通のバンドのライブだと、ボーカルは、中央に立っていることが多くて、2〜3曲激しく動く曲があるぐらいですが、ONE OK ROCKの場合は、15曲演奏するとしたら、13曲は(ボーカルの)takaが舞台を右へ左へと激しく動きますからね。
Q.映像になっていない、とっておきのエピソードなどあったら聞かせてください。
中野監督:あんまり無いですね。(メンバーは)全てをさらけ出していますからね。ツアーはあまりにハードなスケジュールだったので、メンバーは外に出歩く時間もほとんどないし・・・。僕自身、とても辛かったので、メンバーに「キツくない?」と聞いたのですが、皆平気だと言っていましたよ。これまでも厳しいツアーを体験しているメンバーですからね。
Q.(海外からの留学生の方の質問)ロンドンでのライブに参加しました。この映画は、ヨーロッパの観客の情熱が伝わる作品で嬉しいです!ヨーロッパのファンの気持ちがそのまま映像になっています。・・・ところで、ロンドンでスタッフの方にメンバーへのプレゼントを預けたのですが、きちんと届いていますか?
中野監督:ちょっと僕は分からない・・・(苦笑)、全部きちんと届いていますよ!