9カ国12の国際映画祭に正式招待された映画『はなればなれに』初日舞台挨拶
映画『はなればなれに』の初日舞台挨拶が、4月26日に渋谷ユーロスペースにて行われた。本作がデビュー作になる監督・下手大輔、出演の城戸愛莉、中泉英雄、松本若菜らが登壇した。
東京国際映画祭、ワルシャワ国際映画祭、2つの世界14大映画祭に正式招待され、9カ国12の国際映画祭にて上映された本作は、映画祭以外では、日本初公開となる。
撮影当時は17歳、現在は20歳になった城戸愛莉はニコラモデル出身。最近はNHKの連続ドラマにも出演しており、「この映画が上映されることを待ち望んでいた」と興奮気味に語った。中国の大作に数多く出演し、主演作品『黒四角』の公開が5月に控えている中泉英雄は、海外の映画祭で高く評価されている本作に出演できたことの喜びを笑顔で話した。この他、『ペコロスの母に会いに 行く』の介護員役を好演し、コマーシャルでもなじみ深い松本若菜、下手監督らが日本で上映できることの喜びをコメントした。
映画『はなればなれに』は、接点のない3人の男女が偶然出会ったことで起こる、人間のほんの少しの成長を、伊豆大島の自然を背景に描いた大人の青春群像劇。役者の運動能力の高さが、映画の 枠を飛び越えるような躍動感を映画に与えている。
渋谷ユーロスペースでは5月16日まで、名古屋シネマスコーレは5月2日まで上映。ユーロスペースでは、上映期間中トークショーが予定され、監督、俳優をはじめ、『緊急取調室』などのノベライズで知られる相田冬二、『ももいろそらを』の小林啓一監督なども出演する。
その他、5月10日から横浜みなとみらいブリリア ショート ショート シアター、6月28日から大阪シネ・ヌーヴォ、今夏からは京都みなみ会館での上映が決まっている(以降、順次全国公開)。
また、相田冬二によるノベライズも出版され、俳優、監督による対談や、撮影当時のスチールなども掲載される。