この度、21世紀フォックスグループのFOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社と映像配信サービスのひかりTVを運営する株式会社NTTぷららおよび株式会社アイキャストが共同で製作したアメリカ映画『シークレット・チルドレン』が5月10日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国公開いたします。
公開を記念した一般完成披露試写会が本日行われ、監督の中島央氏が登壇し、本作に対する熱い思いを語っていただきました。

◆開催日程:4月24日(木) 
◆場所  :シネマート六本木(港区六本木)
◆登壇者 :中島 央(なかじま ひろし)監督

【イベント内容】
中島央監督にご登壇頂き、本作の製作のきっかけや撮影現場でのエピソード、
作品に込めた思いなどについてお話し頂きました。

コメント
■中島 央監督

前作『Lily』の日本公開の直前に東日本大震災が起こり、前作のようなラブストーリーではなく、命をテーマに厳しい時代を生き抜く映画を作らなければと思い、今回のストーリーを考え始めました。

ちょうど企画を練っていた頃にジョージ・オーウェルの『1984』を読んで、とても感動したので自分バージョンで描きたいと思い、独裁政権下を生き抜く人々の姿を群像劇として描こうと思いました。

脚本を書いているときは「この時代を生き抜こう」というメッセージを込めて作っていたのですが、いざ撮影になると制約ばかりで毎日大変な思いをしました。
でも完成した作品を観たら、自分に課した壁を乗り越えられたという充実感が湧きました。

アメリカで撮影しキャストやスタッフもアメリカ人ということで、すごい挑戦という風にみられがちですが、自分にとってアメリカは第二の故郷に近いのでアメリカ映画を作ることは僕にとっては自然な流れでした。

この映画は是非自分たちにも起こりうる問題として観て頂きたいです。
今後は今まで製作した作品から学んだことを活かして、世界で挑戦していける作品を作りたいと思っています。