4月26日「世界知的所有権の日」に先駆けて直前の24日に記念上映会イベントが、満席の中TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた。

日時:4月24日(木)
場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

(登壇者)
・味村隆司さん(日本国際映画著作権協会/代表取締役)
・マイケル・C・エリスさん(MPA アジア太平洋 プレジデント&マネージング・ディレクター)
・塚越隆行さん(ウォルト ディズニー スタジオ ジャパン/ゼネラルマネージャー)

映画上映前に、米国大使館 カート・W・トン様より、
「違法ダウンロードや海賊版の作成は、映画ファンを傷つける」とメッセージを寄せていただいたほか、
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン ゼネラルマネージャー/塚越隆行さんからも
「映画を楽しむためにも、著作権を尊重して守っていくことが大切」とコメントを頂戴するなど、
知的所有権・著作権について考えるきっかけとなるイベントでした。

【イベント内容】

MC(味村さん)
日本国際映画著作権協会 主催の「世界知的所有権の日・記念上映会」にご来場いただきましてありがとうございます。
それでは早速ですが、私ども日本国際映画著作権協会の上部団体であるMPA アジア太平洋の
プレジデント&マネージング・ディレクターのマイケル・C・エリスよりスピーチをしていただきます。
皆様、拍手でお迎え下さい。

<マイケル・C・エリスさんご登壇>

エリス様

日本では、映画館、オンライン配信、パッケージなど映画を楽しむ方法がたくさんあります。 
皆様、無許諾のサイトからの映画は観ないでください。
製作者がコストを回収できず、次の映画に投資することができなくなります。
映画産業を発展させるには皆様の理解と支援が必要です。
家族やお友達にもぜひ伝えてください。

MC(味村さん)
ご後援を頂いております米国大使館の主席公使 カート・W・トン様よりメッセージを頂戴しております。
引き続き、マイケル・C・エリスよりご紹介させて頂きます。

<マイケル・C・エリスさんより米国大使館 カート・W・トン様のメッセージ代読>

今年も米国大使館は世界知的所有権の日記念上映会を後援することができ、うれしく思います。

知的財産権は革新と創造を守るとともに推進するものであり、仕事を創出し経済の発展を実現するための鍵となります。
知的財産権は、本、音楽、映画といった私たちみなが楽しんでいるプロダクトの製作にも寄与しています。

今年の世界知的所有権の日のテーマは、「映画−世界の情熱」です。
これは映画がいかに私たちの生活を豊かにしているかを表しています。
エンターテイメントとしての価値はもちろんですが、映画と映画界は仕事や他の経済的価値を生み出しています。
映画の違法ダウンロードや海賊版は私たちが愛する映画の製作や配給に携わる多くの人々を傷つけています。
映画を製作する人々にとって産業映画製作の魅力が失われていくと、いずれは私たち映画ファンが傷つくことになってしまいます。

日本と米国はクリエイティブ産業の世界的リーダーとして知的財産権保護の重要な役目を担っています。
私たちはこの分野での日米のパートナーシップは重要だと考えています。

MC(味村さん)
本イベントの趣旨に賛同し、ご協力くださいました、
ウォルト ディズニー スタジオ ジャパン ゼネラルマネージャー/塚越 隆行(つかごし・たかゆき)様より、
ご挨拶を頂戴したいと思います。皆様、拍手でお迎えください。

<塚越隆行さんご登壇>

今年の世界知的所有権の日テーマは「映画−世界の情熱」です、
著作権が尊重され保護されることは、映画の発展のために必要です。
映画はクリエイターが“パッション”を込めて作っています。
知り合いに「違法ダウンロードや海賊版の購入」をしている人がいたら「いけないことだよ」と伝えてください。

最後に「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」は非常に多くの方に愛されている映画です。
是非ともお楽しみください。

MC(味村さん)

知的所有権や著作権について皆様に少しでもご理解いただきたく、
本日の記念上映会を開催いたしました。
知的所有権や著作権について、考えるきっかけとなれば幸いです。

以上

【世界知的所有権の日】

知的財産が日常生活で果たす役割についての理解を深め、
発明者や芸術家の社会の発展への貢献を記念するために、
世界知的所有権機関 (WIPO) が2000年に制定した記念日。