アカデミー賞®受賞俳優コリン・ファース、二コール・キッドマン、そして日本から真田広之ほか豪華実力派キャストにより映画化された『レイルウェイ 運命の旅路』(全国公開中)。
本作は、第二次世界大戦時、泰緬鉄道建設に捕虜として狩り出された戦争体験、決して忘れることのできない深い傷を抱え、苦悩し続けるエリック(コリン・ファース)がパトリシア(二コール・キッドマン)と出会い、夫婦として前へ進むため、誰にも打ち明けることのなかった過去に再び向き合おうとする奇跡の実話。

日本公開と同時期に全米でも公開され、4月上旬に行われたニューヨークプレミアの様子が到着。
現在、豪・シドニーで新作映画“Strangerland”を撮影中のニコール・キッドマンが残念ながら欠席。エリックの青年期を演じたジェイミー・アーヴィン、そして真田広之、その青年期を演じた石田淡朗もレッドカーペットに登場。4人揃っての記念撮影に応じた。

コリンは撮影時を振り返る。「ジェレミーと一緒にエリックに会いに行き、その後、どのようにエリックを演じるべきか、2人で話し合いをした。話し方ひとつとっても、エジンバラの訛りでわざわざ話すか否かを決めなければならない。ジェレミーも私もエジンバラ出身ではないので、その訛りがプラスになるのかどうか、実際に上手く話せるのかどうかを検討しなければならなかったし、そういう意味でいろいろと二人で話したんだ!」
「堪え難い苦しみは本人だけでなく、近しい人にも降りかかってくる。エリック彼自身のストーリーであると同時に妻自身のストーリーでもある。これは夫婦の物語なんだよ。」

真田はコリンとの共演について語った。「セットで初めて会ったが、自然と深く関わり合うことができた。コリンの目を見た時に、どのような演技をしなくてはならないかが分かり、全てのシーンがリアルで誠実なもので、新鮮だったよ。撮影期間は短かったが、日ごとに深みを増していく信じられない経験だった。」

そして最後に、「物語は第二次世界大戦中にタイで実際に起こった出来事ではあるが、争いの絶えない現代にも通じる
とても普遍的なテーマを扱っている。だが、この作品は単に戦争の話というだけでなく、ラブ・ストーリーや和解、友情など様々な側面のある物語。歴史的戦争映画というだけでなく、アートであり、ドラマのあるエンターテイメント作品になっているので、是非皆さんに楽しんでもらえれば」 と語った。