5月10日より公開の『ヴィオレッタ』は2011年のカンヌ国際映画祭 批評家週間50周年記念映画として上映され、エヴァ・イオネスコは初監督作にして、フランスを代表する女優イザベル・ユペールと、俳優ドニ・ラヴァンを迎えたことに加え、監督自身の体験を基に、生粋の芸術家である母親と″普通″に生きていきたい少女の激しくもリアルな葛藤が描かれており、話題となった本作のエヴァ・イオネスコ監督と、本作で女優デビューを果たしたアナマリア・ヴァルトロメイさんが来日し、本作への想いを語っていただきました。

●日時:4月16日 ●場所:シネマート六本木
●ゲスト:エヴァ・イオネスコ監督(48歳) 主演女優アナマリア・ヴァルトロメイ(15歳)春名風花(13歳)

Q.日本に来日されてどうですか?
A.ヴァルトロメイさん
「日本は初めてなのでくることができてよかったです。」
イオネスコ監督
「来日できてうれしいです。そして、この映画はすでに色々な国で公開されていて、日本で公開されるまで時間がかかりましたが、ようやくこうして公開できることもとても嬉しいです。」

Q本作について一言お願いします
イオネスコ監督
「私の人生の一部を描きました。日本では本作が児童ポルノの要素があるといわれることもあるみたいだけど、私がこの作品で描いたことは、娘を自分の所有物のように扱う母親と、彼女に対し、自分の力で解決策をみつけていく少女の成長です」

Q.本作で女優デビューを果たしたアナマリア・ヴァルトロメイさんの演技指導について
A.イオネスコ監督
「アナマリアの人生はヴィオレッタと全く違うので、3か月の準備期間をもうけ、丁寧にヴィオレッタという少女を説明した」

Q.初主演で大物俳優であるイザベル・ユペールさんやドニ・ラヴァンさんとの共演についてアナマリアさんどうでしたか?
A.アナマリア
「昔から彼らが偉大な俳優だとは知っていたけれど彼らは私が新人だからといってプレッシャーをかけるようなことはしなかったし、逆にサポートしてくれた」

この日、二人の来日を祝うため春名風花ちゃんが着物姿で花束をプレゼント。 

Q.映画をご覧になっていかがでしたか?
A.春名さん
「感想を考えているうちにお手紙になりました。なのでこれを読まさせていただきます。ヴィオレッタの気持ちになると母親を憎むようになると思ったが、母親の気持ちもしっかり描かれていて、二人の関係をみているとヴィオレッタは唯一の母親の理解者でもあったと思います」

Q.監督、春名さんのお手紙はどうですか?
A.イオネスコ監督「確かにそうだったのかもしれない」と答え、イオネスコ監督は思わず涙した。
また、以前から問題となっていた本作の映倫問題が偶然にも今朝、カットなしのR15指定と結果が通知
され、この結果をイベント中に知ったイオネスコ監督は「本当に本当に嬉しい。ありがとう」と、満面の笑みで心から喜んでいた。 
上映前に開催されたトークイベントだったので、イオネスコ監督は「はやく、集まってくれたみなさんに映画を観て欲しい。鑑賞後、たっぷり映画について話したい」と観客の反応が待ちきれないようだった。