現在公開中の映画『僕が星になるまえに』の大ヒットを記念し、11月12日(火)、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町に俳優の三上哲が登場。ほぼ女性客で埋め尽くされた劇場で、トークショーと生アフレコを行った。

TVドラマ「SHERLOCK/シャーロック」を始め、「ミス・マープル4 『殺人は容易だ』」『スター・トレック イントゥ・ダークネス』「パレーズ・エンド」(DVD)など、近年のベネディクト・カンバーバッチの声を吹き替えている三上哲。本作『僕が星になるまえに』でも、カンバーバッチ演じるジェームズ役の日本語吹き替えを担当している。

イベントでは、「SHERLOCK/シャーロック」のオーディション裏話や、カンバーバッチの声を演じる際の苦労話などを披露。声優ならではの視点でその魅力を語った。「何と言っても声が低くて深くて、なかなかあの声は出せない」と称賛しつつ、「喋る前と後に口をパクっと開ける癖があって、そうすると(日本語の)声が合わなくなるのでやめて欲しい(笑)」とカンバーバッチへのお願い(?)も飛び出し、観客は笑いに包まれた。

作品については、「胸が苦しくなるというか、最後が分かっているだけに(旅が)楽しければ楽しいほど切ないですよね。男4人の友情も当たり前ではなくて、それぞれが色々なものを抱えていて感情移入してしまいました。あと景色がすごく美しい。」と見どころを語った。

そして、『僕が星になるまえに』のワンシーンがスクリーンに映し出され生アフレコが始まると、和やかだった会場のムードは一瞬にして映画の世界へ。観客は迫真の演技に引き込まれていた。

映画『僕が星になるまえに』は、 ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開中。