本日、11月26日(火)映画『武士の献立』地方キャンペーンとして高良健吾さんが、地元の熊本で凱旋会見を行いましたので、現地レポートをお送りさせて頂きます。

MC:熊本城は平成19年、築城400年を迎え、その記念事業としてここ本丸御殿を復元しました。そして復元と共に、当時の武家の食文化を掘り起こし、この場で振る舞うために「本丸御膳」が誕生しました。熊本の貴重な料理の秘伝書である「料理方秘(1803)」などをもとに熊本版「武士の献立」を再現しております。料理人の「もっこす精神」が息づく本丸御膳は、熊本城の名物と四季の産物を取り入れた季節膳です。
また、12月14日(土)公開の映画「武士の献立」は、加賀藩に実在した包丁侍・舟木伝内と息子の安信が残した当時のレシピ集「料理無言抄」をもとに、江戸時代の食文化を「熊本城の本丸御膳」を食べて味わい、魅力を映画「武士の献立」を見て再発見できるというわけです。
高良さん登場

MC:高良健吾さんです。よろしくお願いします。そして、お帰りなさい。
高良:今日はよろしくお願いします。ただいまっす。

MC:まずは、熊本城でこのような会見は初めてということで、映画「武士の献立」を引っ提げて、地元熊本で、そして、熊本城で会見をするということについて一言お願いします」
高良:嬉しいです。熊本城は目の前に当たり前にあった城でしたが、東京に出て、熊本城の良さを色んな人から聞いて、良さを再認識しました。そして、よくここの公園で遊んでいたので、こうして仕事で戻って来れて、会見ができるのはとてもありがたいことです。

MC:包丁を使用するシーンや所作、殺陣、料理など準備が大変だったのでは?
高良:映画の中では「包丁侍」と呼ばれ、刃物を扱う大切なシーンがたくさんありました。僕は普段料理しないので2ヶ月前から練習して、こういう風に役で料理のことを勉強できて、料理もうまくなってよかったです。

MC:食べる気持ちも変ったのでは?
高良:変りました。あの頃の「いただきます」と「ごちそうさま」は今の「いただきます」と「ごちそうさま」は違うと思います。当時の思いの「いただきます」と同じ「いただきます」が今も言えたら素敵だなと思います。

MC:包丁式のシーンでのハプニングがあったとか?
高良:僕はいつも難しい事とかキツいときに「余裕」とか「全然平気」と言うんです。そうすることでそれができるようになることが多いんです。
今回もそういう気持ちでやっていたら、包丁で手を切っちゃいました(笑)

MC:実際、こうして熊本城に復元された台所にたってみられて、どういうお気持ちですか?
高良:映画の撮影ではセットですが、ここは当時本当にあった場所なので、すごく現実味があって、気持ちも違います。
ここで、幸山政史、熊本市長登場。

MC:幸山政史、熊本市長です。よろしくお願いします。
市長:よろしくお願いします。

MC:熊本出身の高良さんが映画を引っ提げてこのような会見をすることに関して今のお気持ちは?
市長:大変光栄です。高良さんは熊本市のわくわく親善大使としてご協力いただいています。ぜひともこの映画がヒットすることで高良さんのますます活躍されること、そして、熊本市と熊本城が大きくアピールしていければ幸いです。

MC:ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録間近ということで、好きな和食は?
高良:僕は寿司が好きです。数の子とサバが大好きです。東京ではあまりサバを生で食べる機会が少ないので、九州に来た時はサバを食べます。
また、お椀の蓋を自分で開けるのは和食だけと聞きました。和食はその蓋を開けるところから、食事が始まっているということ、そして、四季を感じることができるのも和食の魅力です。
市長:私も寿司が大好きですね。和食は素材の味を大事にするので、さんまの塩焼きや大根の煮付け、また、麺類が好きなので、そばもよく食べます。
ここで本丸御膳登場
高良さん「あわびもどき」を試食

※あわびもどきは当時高価なあわびの代わりにこんにゃくを使用したもの

MC:味はいかがでしょうか?
高良:味はこんにゃくですね(笑)味がしっかりしていてすごくおいしいです。
市長「くしいと」を試食
※今の「だご汁」の原型と言われている
市長:すごくおいしいです。

MC:最後にひとことずつ
市長:親善大使の高良さんとこういったイベントができてすごく嬉しかったです。そして映画が大ヒットして、熊本市と熊本城が多くの人に知られていくと嬉しいです。
高良:僕はこの映画を通して、「食」というものをすごい考えさせられました。
料理を作るということは、「おいしいものを食べさせたい」「おいしいものを作りたい」という思いやりで、そこには「負」の感情はまったくないと思います。
そして、この映画には人と人との真ん中に料理があって、思いやりの気持ちを繋いでいると思います。この映画を見て少しでも当時の思いやりの気持ちを感じてくれたら嬉しいですし、おいしいものを食べたいと思ったり、誰かに美味しいものを作りたい気持ちになったら、とても素晴らしい事だと思います。今日はありがとうございました。