11月6日から来年2014年の11月6日の松田優作さん没後25年を記念して、全日本コーヒー協会による奥田瑛二さん、松田美由紀さんのトークイベントが行われました。

【登壇者】奥田瑛二さん、松田美由紀さん 

本日、11月6日から来年2014年の11月6日の松田優作さん没後25年を記念して、全日本コーヒー協会による、トークイベントが行われました。
松田優作さんの奥様で女優、そしてカメラマンとしてもご活躍の松田美由紀さんと松田優作さんと同じ時代を生き、文芸的な作品に多数ご出演され、映画監督としても多くの作品を生み出されている、奥田瑛二さんがご登壇されると、集まった観客の皆さんから大きな拍手が起こりました。

本日のイベント、「時を超えて 香る 渋さ 深さ」のテーマについて松田さんは「優作のイメージをいう事と、コーヒーのイメージはそういう事なのかなと思いました」と本イベントについてのテーマへの想いを吐露しました。
コーヒーと松田優作さんの思い出について尋ねられると、奥田さんは「ないです!」と一刀両断するも、「コーヒーで松田優作さんと繋がるなんて、現場でもご一緒にしたことがないですから」と加えると、すかさず松田さんは「優作は男の人とコーヒーを飲まないらしいです(笑)」とフォローをしていました。
また、松田優作さんとコーヒーの思い出について聞かれると、「私が初めて優作と会ったのは喫茶店でした。ここに美味しいコーヒーがあるんだといって連れて行ってもらいました」と思い出を語っていました。

松田優作さんとの思い出について奥田さんは、「太陽にほえろ!に出ていた時は強烈なイメージがあって、すごい役者が出てきたなと思いましたね。彼の独特の声と体と間合いというのが、我々の一種憧れでしたね」と大絶賛していました。
松田優作さんが亡くなった25年前の日の思い出について聞かれると、奥田さんは「京都で丁度時代劇の撮影をしていて、タクシーに乗っていた時にラジオから逝去のニュースを聞きました。同世代として自分の対局にある目標にある俳優さんだったので、自分の俳優としての進む道を見せる人が一人いなくなったなと、自分の父親が亡くなったような重さがありましたね」と振り返っていました。

また、松田さんは前日にお墓参りに行ったそうで「今年は一人で行ったのでゆっくり話が出来ました。長く優作を多くの方に支えて頂いて25年も経った事が今でも信じられないです。25年の間、優作の事を間違って伝えてはいけないという使命感、本当に今でも熱い多くのファンの方がいらっしゃって、こんなにも強く深い愛情で優作と関わってくれているのがびっくりします」と驚きと共に感謝の意を伝えていました。
また、奥田さんは「松田優作さんという人は、僕がここで語るよりも、『俺の優作を語るんじゃねえよ』という人が多いと思うんですよね」と、松田優作さん、が未だに多くのファンから熱い支持を得ていることに感心されているようでした。

松田龍平さん、松田翔太さんについて奥田さんは「25年たって、素晴らしい財産を残しました。それは二人の息子、龍平君と翔太です。俳優、映画監督としてもすごい宝物を残したなと思いましたね」と感嘆の声をあげていました。
最後に、松田さんは「本物は永遠なんだなと優作から教わったと思います。本気で何かをやるということは、どの時代でも変わらないんじゃないかなと思います。皆さんの生活の中で、本気を出すことがあると思いますが、どうかそれを信じて進んでいければと思います」と締めくくり、本イベントは終了しました。