本日、山下敦弘監督・前田敦子主演の最新作『もらとりあむタマ子』の公開初日を記念して、新宿武蔵野館にて、主人公タマ子を演じた前田敦子さん、タマ子の父・善次役の康すおんさん、タマ子にあごで使われる近所の中学生・仁を演じた伊東清矢くんに、山下敦弘監督による舞台挨拶を行いました。

新宿武蔵野館にはプライベートでもよく訪れるという前田さんは「よくここへは映画を観にくるんですけど、舞台挨拶は初めて」と感慨深い表情。
善次役の康さんは「前田さんと共演すると聞いていかがでしたか?」という質問に「前田さんと親子をやると聞いて、俺の顔でいいのかな?タマ子はお母さん似なのかな?と想像力を駆使して挑みました。」とユーモアたっぷりに会場を湧かせ、近所の中学生仁役・伊東くんも「はじめてこの話を聞いたときは、僕でいいの?と思い、1時間くらい固まっちゃいました。はじめは緊張したけど、前田さんがたくさん話しかけてくれたので最後にはリラックスできた。」と緊張気味に撮影当時を振り返りました。

本日は勤労感謝の日ということもあり、全く働く気が無いタマ子を演じた前田さんにご自身のお父さんとの関係性を尋ねると、「お父さんにも観てもらいたいですね。タマ子とお父さんの距離感は似ているところもあると思うので。」とコメント。

『もらとりあむタマ子』初日舞台挨拶
日時:11月23日(土)11:30〜
会場:新宿武蔵野館(新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3階)
登壇:前田敦子、康すおん、伊東清矢、山下敦弘監督

◎印象に残っているシーンは?
伊東清矢
シーンではありませんが、タマ子と仁の関係がだんだんほぐれていって、
仁が上から目線になることですね(笑)

◎撮影で苦労したことなどありますか?
前田敦子
仁のヘルメットを叩いてずらすところですね(笑)。
結構強く叩いたんですけど、監督的にはもっとずれてほしかったみたいで、大変でした(笑)。

伊東清矢
ぼくはおでこにヘルメットが当たってかなり痛かったです。
でも、言っちゃいけない、と思ってた。

前田敦子
言ってよー!(笑)

康すおん
食べるシーンが多かったので、多い時は7〜8テイク回すので食べるのは大変でした。
食べ終わってOKが出てからも前田さんはずっと食べてましたね(笑)。
僕は前田さんがそんなに食べる人だと知らなかったので、この華奢な体のどこにそんなに入るんだろうと驚きましたね。

◎最後にごあいさつ
山下敦弘監督
映画館で上映してもらえることがすごくうれしいです。
まるで音楽のような1枚のアルバムを流して“観る”不思議な感覚の映画になりました。
またキャストのみなさんの素の部分が少しずつ映画の中に描かれていて、豊かな作品になりました。
次に観てもらうときにはまた違った発見があると思いますので、2回、3回と観てもらえるとうれしいです。

前田敦子
はじめはIDというTVのCMのような企画だったので、
こうやって初日を迎えられるのは不思議な気持ちです。
時間ができたときに、またこの空気を味わいたい、タマ子の世界観をみて心地良いなと思ってもらえたらうれしいです。
また是非劇場に足を運んでください。