本日、ロケ地である石川県金沢市内にて映画『武士の献立』の完成披露記者会見が行われました。加賀の食材や美味しい献立がスクリーンいっぱいに広がる本作の魅力について、キャストの上戸彩さん・高良健吾さん、そして朝原雄三監督が撮影のエピソードについてお話されました。

上戸さん「食がテーマになった映画で、撮影のクランクイン前には包丁を自宅に持って帰りました。今とは包丁の形や重さも違います。その包丁で料理を作って練習をしたりしました。食は人と人との距離をぐっと縮めるものだと思います。石川県の景色と共に石川県の食材や料理を堪能して頂きたいと思います。」
高良さん「石川県に来たのは 4 回目です。僕は、石川県の空気が好きで、 澄んで奇麗な空気だと感じています。そんな石川県の空気がフィルムに焼き付いていると思います。」

最後に、監督からメッセージを頂きました。
朝原監督「この映画で描かれている江戸時代では、職業や結婚の自由も無い中で、好きで一緒になった訳では無い人と暮らしたり、好きでやっている仕事では無い物に対して向き合って生活しています。
現代は選択肢が増えてしまった為に失われたものがあり、そういう生き方から学ぶことがあるんじゃないかと思います。加賀藩には、そういった歴史や生き方が残っていたのだと思います。だからこの映画が成立したんだと思います。」とお話されました。

またこの日、北國新聞赤羽ホールにて完成披露試写会も行われ、石川県の皆様に一足早くお披露目致しました。
朝原監督「明るい気持ちになれる映画です。是非楽しんでください」という言葉に会場は温かな拍手に包まれました。