フジテレビ「人狼〜嘘つきは誰だ?〜」やTBS「ジンロリアン〜人狼〜」など、TVバラエティーのゲームフォーマット番組でも話題となり、インターネットのみならず、携帯アプリゲーム等、現在、大きなブームとなっている「人狼ゲーム」。
そのゲーム内容をモチーフにした待望の映画化が実現し、ついに10月26日より新宿武蔵野館で劇場公開となり、主役を演じる桜庭ななみ他、これからの日本映画を支えていく若手俳優たちが登壇いたしました。

『人狼ゲーム』 初日舞台挨拶レポート
◆開催日程:10月26日(土) 
◆場所  :新宿武蔵野館 
◆登壇者(登場順):桜庭ななみ、太賀、藤井美菜、竹富聖花、岡山天音、
          大沢ひかる、梶原ひかり、藤原薫、平埜生成、
      熊坂出監督(第58回ベルリン映画祭 最優秀新人作品賞受賞)

【イベント内容】
熊坂出監督、主演の桜庭ななみさん他9名の出演者にご登壇頂き、作品のことや撮影秘話をお話して頂きました。

■コメント
■桜庭ななみさん(仁科愛梨 役)
普段しない経験をする難しい役で、リアクションなどのお芝居に困ったけれども、監督からリアルな表現が撮りたいと言われたので、普段だったらカメラテストとかも無く、その時の感情をうまく表現する事ができました。
現場の雰囲気は、シビアなシーンが多いので、本気で一つ一つのシーンに臨みました。

■太賀さん(多田友宏 役)
撮影中一瞬も気が抜けず、殺伐とした芝居で苦しい部分もありました。
でも年齢の近い俳優さんたちと今回やって、芝居でもそれ以外の部分でもぶつかれたのが楽しかったです。

●藤井美菜さん(井上真理絵 役)
1番制服に違和感のある25歳なんですけども、チームワーク抜群の撮影組でした。
トラウマになりそうなくらいリアルな心理描写で、辛いところもありました。
学校ではいじめられている弱い役でも芯のある女の子というのを出して行けるように演じました。

■竹富聖花さん(井上このみ 役)
同世代ということで待ち時間は皆で喋ったりもしたが、大変なお芝居なので皆で台詞の言い回しを話し合ったり個人個人で練習したりして結構真面目な現場でした。

■岡山天音さん(町村誠一郎 役)
僕の出演していたシーンのほとんどが緊迫感のあるものだったので、
撮影に入る前はいつも体を叩いたり、大声を出して気合いを入れていました。

■大沢ひかるさん(稲葉瞳 役)
軽い気持ちで見て楽しんでください。見ていただいたお客様の中に何か残るものがあれば幸いです。

■梶原ひかりさん(猪瀬尚子 役)
今日を迎えられて嬉しいです。
皆さんの人生のお気に入りの一本になったらと思っています。
ドラマチックな演出とは違って、リアルな作品になっています。
初日は、皆「やるぞ〜!」ととても元気だったのに、四日目になったらだんだん血色も悪くなっていって、本当に追いつめられていました。
リアルと誠実に向き合った私たちをたっぷり堪能してください。

●藤原薫さん(川崎文隆 役)
学校でも人狼ゲームが流行っているのですが、リアルを追求した面白い作品に参加させてもらえて
とても嬉しかったです。
自分のことしか考えていないような、うざいなと思う役でした(笑)

■平埜生成さん(下村勇平 役)
音楽がほとんど使われていないので、演技が重要だったんですけど…
台詞のない、影の薄い役なので名前を覚えてもらえると嬉しいです(笑)

●熊坂 出(監督)
世の中にあってもなくてもいいものにはしたくなかった。10人にとっての代表作になるといいと思っています。
自分自身も久しぶりに劇場作品を撮ったので、再出発の気持ちで臨みました。

また本日は仕事の都合で登壇できなかった入江甚儀さんのコメントを、座長(と監督・出演陣から呼ばれている)の桜庭さんが代読しました。
同世代のキャストとの共演だったため、舞台挨拶も和気あいあいと冗談を飛ばしながらも、観客に作品をアピール。また、司会者から「人狼ゲーム」をもし登壇者の中で本当に行ったら誰が人狼だと思いますか?
という質問にリアルで指差すこととなり、藤原薫さんと平埜生成さんに集中して、本人たちも苦笑していました。