今、最も次回作が期待される映画監督・三谷幸喜。その三谷監督の最新作は、織田信長亡き後、織田家の跡継ぎ問題と領地配分を議題に、日本史上初めて“会議で歴史が動いた”と言われる「清須会議」。日本映画界を代表する豪華絢爛なオールスターキャストを迎え、その時代を必死にそして懸命に生きた人々の可笑しくも愛おしい姿を描く群像劇です。様々な駆け引きの中で騙し騙され、すべての登場人物が絶妙に絡み合う人間模様は、まさに三谷流「人間喜劇」の真骨頂。時代劇の枠を超えた全く新しい歴史エンタテインメント作品です!

10月19日(土)、三谷幸喜監督と羽柴秀吉を演じた大泉洋が、「清須会議」のご当地・名古屋に入り、“名古屋まつり”に参加しました。名古屋まつりは、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑と約650人の武将が行進する豪華絢爛な“まつり行列”で知られる、名古屋の秋最大のお祭り。三谷監督と大泉は、中央区栄のエンゼル広場にて、柴田勝家や木下藤吉郎(羽柴秀吉)らに扮した清洲城武将隊 桜華組とともに、映画の大ヒットを祈願した“祝い菓子まき”を行いました。

この日、特別に設置されたやぐらの周りには、小さなお子様から年配の方まで、地元の人々約500人が集結。やぐらに二人が登ると、突然のスペシャルゲストの登場に、会場は大いに盛り上がりました。二人の挨拶に、地元の人々は終始大爆笑!武将隊の勝家の「いざ、出陣!」という掛け声とともに祝い菓子まきが始まると、熱狂はピークに達しました。劇中でも大泉演じる秀吉が、清須会議に参加するため清須に戻ってきた際に菓子まきを行っていますが、当日は、まさに映画の1シーンが再現されたかのようでした。

(大泉洋のコメント)
歴史が全く分からない方にも楽しめる、極上のエンターテインメントになっています。見始めたら最後まで集中して観てしまう、誰もが楽しめる作品になっています。
秀吉は“サル”と呼ばれる一面もありましたが、農民出身でありながら天下統一をするかっこいい面もあるので、今回かっこいい秀吉を想像していました。しかし、出来上がった扮装を見ましたら、“ハゲネズミ”で、他の出演者にずっと笑われていました。
以前、この秀吉役が決まった後、清洲城に行ったところ閉まっていました(笑)。お城も、お休みがあるんですね(笑)。

(三谷監督のコメント)
愛知県出身の武将たちがたくさん出てきます。愛知県のために作った『清須会議』です(笑)。
温かくて、かっこよくて、強いんだけど、でも茶目っ気もある勝家が大好きです。

(清洲城武将隊 桜華組とは)
清須市を観光PRするため結成された、清須市公式の武将隊。織田信長、木下藤吉郎(羽柴秀吉)、柴田勝家、前田犬千代(利家)、丹羽長秀、池田恒興、濃姫に扮装し、清洲城を中心に、史実をもとにしたライブパフォーマンスを行っている。