あれから10年後の“シンジ”と“マサル”の運命の再会、そして彼らの<今>を描いた映画『キッズ・リターン 再会の時』が東京テアトル・オフィス北野配給にて10月12日(土)より公開となります。

この度、日本屈指の若手実力派からベテラン俳優まで豪華オールキャスト大集結の、完成披露試写会イベントを実施いたしました。

キャスト、監督含め総勢8名が登壇した本イベントは、熱気が立ち込めていました。
女性のお客さんも多く、登場時には登壇者に握手を求める一幕もありました。
日本映画の金字塔『キッズ・リターン』と呼ばれる映画であり、シンジとマサルのその後を描いた本作に出演することへの感想を求められると、主演の平岡さん、三浦さんは映画に負けないくらいの熱い想いを語りました。

また平岡さんの役づくりのために鍛え上げた肉体、本格的なボクシングシーンについて、共演キャストから絶賛のコメントが寄せられると平岡さんは大照れする場面もあり、またベテラン俳優からのお褒めの言葉に恐縮しっぱなしで、会場からは笑いが起こりました。

映画のキャッチフレーズにもなっている“最後になってもいい。やりたいんだ。”
にちなんで、<今どうしてもやってみたこと>をそれぞれ発表していただきました。
現実的でちょっと真面目なものから珍回答?も飛び出し、イベントは終始笑いの耐えないものとなりました。

『キッズ・リターン 再会の時』
完成披露試写会イベント
【日時】9月25日(水)
【場所】ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル8F) 
【登壇予定】平岡祐太(29)、三浦貴大(27)、倉科カナ(25)、中尾明慶(25)、
市川しんぺー(49)、小倉久寛(58)、ベンガル(62)、清水浩監督(49)

主演の平岡祐太さん、三浦貴大さんが会場に姿を現すと「格好いい!」といった声援がたくさん聞こえてきました。

始めは緊張し気味だったキャストの皆さんも、イベントが進むにつれて緊張が和らいでいる様子でした。また現場でもムードメーカーだったという中尾明慶さんが、場を盛り上げようと面白いことを言ったり、映画に出演している若手俳優が同世代だったこともあり、トークはどんどん盛り上がりました。
さらに撮影中のエピソードが披露され、会場からは笑いが起こりました。

プロボクサー役の平岡さんへ肉体作りやトレーニングについて話が及ぶと、平岡さんは心底大変だったという表情をしつつ、いかに過酷だったかを語りました。
しかし共演者から鍛え上げられた肉体を褒められるとその表情は一変、照れながら「ありがとうございます!」と返す仕草に会場からは笑いが起こりました。

最後に、映画のキャッチフレーズになっている“最後になってもいい。やりたいんだ。”にかけ、それぞれ<今どうしてもやりたいこと>を披露してもらうことになりました。
登壇者の皆さんが現実的なちょっと真面目な答えを発表する中、中尾さんは“デンゼル・ワシントンとランチ”と回答。会場からも笑いが起こり、「みんなもっとでっかいこと言うかと思ってましたよ〜!」(笑)と少し後悔している様子でしたが、中尾さんのおかげで会場は大いに盛り上がりました。

MC:皆さんこんばんは。
本日は、『キッズ・リターン 再会の時』完成披露試写会にご来場いただき、ありがとうございます。

本作は、1996年に公開された、北野武監督の名作『キッズ・リターン』の《その後》の物語です。
あれから10年後の“シンジ”と“マサル”の運命の再会、そして彼らの《その後》を描いた
『キッズ・リターン 再会の時』がいよいよ10月12日より全国ロードショーとなります。

間もなく始まる、バンクーバー国際映画祭とワルシャワ映画祭での上映も決定し、
国際的にも注目が高まっている中、初お披露目を迎えました。
本日は、総勢8名による、スタッフ・キャストの皆さんによる舞台挨拶と世界初
お披露目となる『キッズ・リターン 再会の時』の上映をたっぷりとお楽しみ下ださい。

それでは、8名の登壇者の皆さんをお呼びしたいと思います。
清水浩監督、平岡祐太さん、三浦貴大さん、倉科カナさん、中尾明慶さん、
市川しんぺーさん、小倉久寛さん、ベンガルさんです。

それでは、改まして本日のご登壇者をご紹介いたします。
※皆さん、役名と名前を紹介され会釈

シンジ役の平岡祐太さん。

マサル役の三浦貴大さん。

シンジを温かく見守るマナミ役の倉科カナさん。

マサルの弟分のユウジ役の中尾明慶さん。

シンジが慕うアルバイト先の先輩、松本役の市川しんぺーさん。

シンジのボクシングトレーナー、小林役の小倉久寛さん。

ボクシングジムの沢田会長役、ベンガルさん。

そして清水浩監督です。

清水監督、はじめに今日お越しの皆さんに、登壇者を代表して
ご挨拶をお願い出来ますでしょうか。

清水監督:こんばんは。本日は雨でお足元が悪い中、ご来場ありがとうございます!
是非、最後まで楽しんでいってください。

MC:ありがとうございます。それでは、色々と映画のお話を伺っていきたいと思います。
この映画に出演が決まった際の率直な感想は?

平岡さん:そうですねぇ・・・(森進一風)
とにかくびっくりしました。僕は『キッズ・リターン』を8年くらい前に見たんですけど、
まさかあの『キッズ・リターン』のその後を描いた、しかも僕がシンジ役をやれるなんて
思ってもいなかったので、本当にびっくりでした!

※ベンガルさんが小声で平岡さんの「そうですねぇ」が森進一に似ていると言ったことを、
小倉さんが代弁して平岡さんに突っ込む。<会場爆笑>

三浦さん:僕も平岡さんと同じですね。
今までこわい役をやったことがなかったので、本当に僕でいいのかなって思いましたね。(笑)

MC:完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

平岡さん:トレーニングのことや、訓練についやした時間を思い出しましたね。
(映画を)見終わったあと、すぐに立ち上がれなかったですね。動けなかったというか・・・

三浦さん:撮影の思い出がよみがえってきましたね。
自分のシーンというよりは、他の方の出演シーンを思い出しました。
人間ドラマがあって本当に素敵だなぁて思いました。

MC:どのようなトレーニングを経てあのような見事な肉体を作り上げたのですか?

平岡さん:トレーニング期間は3ヶ月くらいありました。
週5でボクシングジムに通って、それから週2で筋トレジムにも通って・・・
でも(トレーニングを始めてから)1ヶ月しても全然変わらなかったんです。
そしたらプロデューサーとか梅津さんが「お前、本当に大丈夫なのかよ」って
冷たい空気が流れてました。(苦笑)
だから食事制限をして、チキンばっかり食べたりして。
生きた心地がしなかったですね。(笑)

いろんな方に支えられて作り上げたシンジなので、
肉体だけでなく、是非ボクシングシーンにも注目してもらいたいです。

MC:演じる上でどんな点に苦労されましたか?

三浦さん:左腕が動かせない役だったので、最初は左腕を動かさないようにすることに集中しましたね。
慣れるまでが大変でした・・・あとはヤクザの話し方に迷いました。<会場から笑い>

MC:今日お越しのお客さまへ一言お願いします。

三浦さん:たくさん言いたいことはあるのですが、
今日こんなに多くの方に見てもらえるのは嬉しいです。
本当にありがとうございます!