10月12日(土)全国公開となる映画『陽だまりの彼女』(配給:東宝=アスミック・エース)。
累計発行部数90万部を超える“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”「陽だまりの彼女」(新潮文庫刊)を、大ヒット作『ソラニン』『僕等がいた』を手掛けた恋愛青春映画の名手・三木孝浩監督が映画化。『花より男子ファイナル』以来【5年】ぶりの映画出演となる松本潤が主人公・浩介を、そして『のだめカンタービレ 最終楽章 前・後編』以来【3年】ぶりの映画出演となる上野樹里がヒロイン・真緒を演じる。そして映画公開に先駆け、映画の舞台でもあり、撮影でもお世話になった藤沢市をはじめとする神奈川県の皆様に向けた〈神奈川プレミア試写会〉を開催。当日は、撮影にご協力いただいた藤沢市・逗子市・横浜市の市民の皆様400名をご招待。映画上映前には、黒岩県知事、鈴木藤沢市長によるご挨拶のほか、三木孝浩監督と中学生時代の浩介と真緒を演じた北村匠海さんと葵わかなさんが舞台挨拶を行いました。

登壇者:北村匠海(中学生時代の浩介)、葵わかな(中学生時代の真緒)、三木孝浩監督、
      黒岩祐治 神奈川県知事、鈴木恒夫 藤沢市長

三木監督:今日はこんなにたくさんお越しいただいてとても嬉しいです。ありがとうございます。
北村:僕はこの映画を観てとても幸せになれる作品だなと思ったので、みなさんにも幸せになって帰って頂きたいと思います。
葵:私は、神奈川県出身で今も住んでいるのですが、神奈川県知事の隣に立ってドキドキしています(笑)。こうして、地元の劇場に登壇できてとても嬉しいです。『陽だまりの彼女』の良さを伝えられたら、と思います。
黒岩県知事:映画の完成おめでとうございます!とても嬉しいです。江ノ島、藤沢、横浜、逗子、神奈川の素晴らしいところがどのように映画に登場するのか、そしてどんな素晴らしいストーリーになっているのか、とてもワクワクしています。
鈴木市長:待ちに待ったプレミア試写会を、こうして皆さんと鑑賞できて嬉しいです。主人公やヒロインが藤沢出身という設定で、江ノ島が舞台となった本作。藤沢の魅力が発信され、この映画が大ヒットすることを願っています。

【今回、藤沢、横浜、逗子などが本作でロケ地になったことに対して今後期待すること】
黒岩県知事:神奈川県は観光立県を目指しています。2020年に東京オリンピックが決まり、これからは日本が世界から注目され、観光客も増えることでしょう。ここ、神奈川県にもたくさんの観光地がありますので、たくさんの方に訪れてもらえたら嬉しいです。ロケに使われた現場に立つのは、観光の魅力の一つ。この映画で神奈川県の観光スポットをたくさん知ってもらい、世界中から人が集まることを期待しています。

【藤沢フィルムコミッションを設立し、撮影隊への支援や誘致を積極的に行ってこられたことに対して】
鈴木市長:藤沢フィルムコミッションのみなさんは、11年間、藤沢の資源の魅力を発信し続けてくれています。それによって経済効果も大きなものに。これから更に藤沢の良いところを発信していただき、藤沢に、そして神奈川県にどんどん観光客が訪れ、市民、県民のみならず、県外の方にも藤沢、神奈川の魅力を知ってもらえることを期待しています。

【浩介と真緒のラブストーリーの舞台が湘南になった理由について】
三木監督:原作では舞台が千葉で、映画では違う設定になっています。映像化するにあたって、光にあふれているイメージの“陽だまり”の部分をどんなロケーションで撮ればピッタリか…と考えた時、湘南は夏の海のイメージが強いですが、日の低い時期に光が波に反射してキラキラしている秋冬の湘南の光溢れているイメージが、僕にとってピッタリだったんです。藤沢駅から湘南に抜けた時の、海がキラキラしている風景がこの物語にとっても合っていますよね。この場所で撮影出来て本当に良かったです。フィルムコミッションの方々にご尽力いただきました。この場を借りて心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。実は、20年近く前の大学時代に、鎌倉から江の電に乗って江ノ島一周をしてデートしたことがあります。それは20年前だけど記憶していた風景と味わい深さは変わっていません。まるで時間が止まったような風景の情緒あるところは藤沢の魅力の1つ。この物語にも合っています。劇中に登場する浩介と真緒が江ノ島で二人デートするシーンがありますが、二人が辿った道は、自分が昔デートで辿った道と同じなんです(笑)。松本さんと上野さんの二人がおまんじゅうを食べたり、本当にデートを楽しんでいる素敵なシーンになっていますので、そこを是非見てほしいです。

【映画に登場する印象的なシーンやロケ地について】
北村:逗子市にある大崎公園のシーンは、この作品の中で重要なシーンで、リハーサルでも一番時間をかけたシーンなので、是非その場所での浩介と真緒の掛け合いを注目して観てもらいたいです。
葵:江ノ島水族館には行ったことはあったけれど、その時はまだ小さかったので憶えてないんです。劇中に出てくる江ノ島水族館の大きな水槽が素敵だな、そして大人になった浩介と真緒の二人が楽しそうだな、と思ったので、久しぶりに行きたいなと思いました。(恋愛のパワースポット)「龍恋の鐘」が“現役中学生”としてチェックしとかなきゃ、と思いました。実際に行ってはいないけれど、あの場所にはすごくたくさんの南京錠が(恋の願掛けで)ついていて、私もあの中にいつか南京錠をかけたいな、と思いました。

【ここで、中学生時代の浩介と真緒を演じた北村さんと葵さんのお二人に、浩介と真緒の永遠の愛が叶えられるように、ボードにサインをしていただくことに。このボードには、映画を観た観客の感想が書かれた南京錠型コメントカードが貼られ、公開まで劇場に飾られます。いつか、大人になった浩介と真緒が再会出来るように…】

【最後に三木監督から一言】
三木監督:本作を撮影した場所でこんなに暖かく迎えていただき、そしてプレミア試写会が出来たことはとても光栄です。ありがとうございます。地元の方は、地元の観光地にあまり行くことが無いかもしれませんが、この映画を通して地元の方が観ても、良いなと思ってもらえる場所が映っていたら嬉しいです。本作は、日常の中にこんな奇跡があったら良いな、と思わせてくれるような物語になっています。自分の生活しているこの地域で、もしかして奇跡が起こるんじゃないか、と、その後の人生で一つのきらめきになり、それからの毎日がキラキラして見えると良いなと思っています。