昨年、11万人を動員した「したまちコメディ映画祭in台東」(略称したコメ)。今年も2013年9月13日(金)〜9月16日(月・祝)に「第6回したまちコメディ映画祭in台東」の開催が決定いたしました。「したコメ」は上野、浅草という東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭です。

浅草公会堂にて、『ウォーム・ボディーズ』のジョナサン・レヴィン監督を迎え、ジャパンプレミアとなる舞台挨拶が行われました。今回、初来日となるジョナサン・レヴィン監督はレッドカーペットイベントから参加し、したまちの情緒あふれる街並みに触れ、大興奮のご様子でした。観客を前に、日本で初めて舞台挨拶を行ったことへの喜びと撮影秘話などを語っていただきました。

●実施日時:9月14日(土) 19:30〜21:33
●場所:浅草公会堂
●登壇者:ジョナサン・レヴィン監督(初来日)
●MC:いとうせいこう、大場しょう太

■ジョナサン・レヴィン監督:温かい歓迎ありがとうございます!今回、東京の浅草で「したまちコメディ映画祭」に参加することができ、大興奮しています。(レッドカーペットを歩いた感想を聞かれ)とても面白かったです。パンダや江戸キャラ満載の変わったキャラクターがいっぱいで、こんな楽しいレッドカーペットは人生初めてでした。
日本の印象は、とても良いです。ご飯は美味しいですし、僕はカラオケ好きなので。

〜質疑応答&ティーチイン〜
実は、『50/50』の製作前に『ウォーム・ボディーズ』の脚本に着手していました。ハートが温かくなる原作は、遊び心もあり、ストーリーも気に入ったんです。
影響の受けた映画は、『ウォーリー』や『ロミオとジュリエット』です。他にも『28日後』や『トゥモロー・ワールド』などはビジュアル面で影響を受けました。
大きな挑戦は、CGでした。CGで色んなことができるけれど、1日目は全く使いこなせなかったよ。だけど、40日後には上手く使いこなせるようにもなっていて、より磨かれたスキルで次に望むことができると思いました。

(キャスティングに関して)本作の主演のニコラス・ホルト君がイギリスのテレビシリーズに出演していたんですが、僕はその番組が大好きなんです。それに、ニコラス君はクールでナイスで、いい意味で普通の男の子だったことが、よかった。彼が脚本を気に入っていると聞いていたので、ディナーに誘いました。その翌日にすぐ本読みをした時、カメラを向けたら、ニコラスはすぐゾンビを演じてくれたんだ(笑)その後、僕はすぐに「よし!これで、いこう」って言ったんです。
次回作ですが、『50/50』のスタッフとまた映画を作る予定で、今は詳しくは言えないけど、楽しみにしておいてください。