昨年、9月より撮影を開始し、極寒の北海道にてオールロケを敢行。キャスト、スタッフ共にまさに魂を込めて作り上げた「許されざる者」が遂に公開を迎えました。
映画の完成前から李監督らによる劇場プロモーションキャンペーンを始め、8月からは渡辺 謙を始めとするキャストと監督らによる全国9大都市にも及ぶ全国宣伝キャンペーンを敢行し、各地で勢力的なプロモーションを展開。

そして、第70回ベネチア国際映画祭』特別招待作品、『第38回トロント映画祭』特別上映部門への出品、そして10月3日に開幕する「釜山国際映画祭」「ガラプレゼンテーション部門」へ正式出品が決定し、日本のみならず世界中から注目を集めております。 
本年度1番の話題作であり、日本映画に名を残すであろう「許されざる者」の公開を記念いたしまして公開記念舞台挨拶を実施いたしました。

日 時:9月14日(土)  
場 所:丸の内ピカデリー1
登壇者: 渡辺謙、佐藤浩市、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、李相日(監督)

エンドロール終了間際、会場内に登場したキャスト陣は、今日この場に集まっていただいたお客様への感謝の思いを込めて一礼した後、舞台挨拶を開始。急遽、本作の音楽を担当した岩代さんも舞台挨拶に駆けつけてくれました!

作品鑑賞直後のお客様を前に緊張気味の渡辺謙さんらは、それぞれこの作品に対する想いを語りました!「『悪人』を経て、やりたいと思ったことを詰め込んだ映画です。
こうしてみなさんの前に出て話すのは緊張ですね。」と公開を迎えての喜びと緊張を語った李監督は、「色々なことがあっという間にすぎていく中、その中でも見失ってはいけないものがある。
それを描きたかった。」と本作映画化への想いをコメント。それぞれ、キャストにとって本作がどのような作品になったのかを聞かれると、小池さんは「スタッフ・キャストは戦友です。この映画に参加できて改めて映画が好きだと認識できたし、お梶の生き方に憧れます」と話し、同じ女郎役の忽那さんは「大きな財産になりました」とこの現場を経験できたことの感謝の気持ちをあらわにしました。現場ではかなりしごかれたという柳楽さんも「感謝しかない」とその気持ちを語る中、佐藤さんは「今後の俳優人生にも関わる大きなターニングポイントになる作品になった」とまで発言。この作品に参加したことでの自分の中での影響力が大きかったことを明かしました。渡辺さんは「こうして素晴らしい今日という日を迎えられたことを幸せに感じます。心のすべてをさらけ出し、李監督に全て委ねました。」と感謝の気持ちと喜びを語り、これから作品をご覧になられる方々へ「とにかく僕たちが出せるものは全部出し切りました。それを受け止めて、育てていって欲しいと思います。」とメッセージを贈り、舞台挨拶を締めくくりました。