この度、イタリア時間 8 月 30 日(金) 19:15 より、ヴェネチア国際映画祭クラシック部門(以下、ヴェニスクラシック)で、小津安二郎生誕 110 年・没後 50 年を記念し、『彼岸花』デジタルリマスター版(1958年製作、英題:Equinox Flower) が SALA VOLPI(サラ・ヴォルピ)にて上映されました。

松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターが共同で『彼岸花』、『お早よう』、『秋日和』、『秋刀魚の味』の4K解像度(4096×3112)によるスキャンを取り入れたデジタル修復作業を行なっており、ヴェネチア国際映画祭では、画・音ともに現在の最高技術によって蘇った『彼岸花』デジタルリマスター版のワールド・プレミア上映となりました。

上映前に、ヴェニスクラシック総合統括 Franciadicelle Stefano(ステファノ)氏から作品紹介の後、松竹株式会社メディア事業部コンテンツ開発室室長森口が挨拶いたしました。

2013 年 2 月ベルリン国際映画祭クラシック部門(Berlinale Classics)での『東京物語』(デジタルリマスター版)の海外初上映、5 月のカンヌ国際映画祭クラシック部門(CannesClassics)での『秋刀魚の味』(デジタルリマスター版)ワールド・プレミア上映に続き、ヴェネチア国際映画祭でも盛況のうちに上映を終えました。今回の上映で小津安二郎監督作品が、2013 年の世界三大映画祭全てで上映され、日本のみならず世界の映画史においても再評価につながる快挙となりました。

【上映後の観客のコメント】
・小津監督作品を見たのは実はこれが初めて。とても可愛らしい作品だと思いました。画面の中で、小物
や風景だけでなく役者の立ち位置までも、すべてがあるべき場所に配置されている感じ。見ていて心地
よかった。(男性・20 代/学生)
・綿密な画面構成が素晴らしかった。どんな場面にも赤色が配置されていて楽しかった。(男性・20 代/学生)
・ストーリーはシンプルなのに、とても可笑しい映画でした。画面が美しく素敵でした。(女性・50 代)
・アジア的な要素(着物や仕草等)と、アメリカ的な要素(小物や色使い)が混ざっているような印象を
受けました。小津監督は西洋的なものに影響を受けているのでしょうか? また昔は父親は絶対的な存在
だった、というのが興味深いです。(男性・30 代)
・素晴らしい! 小津は何本も観たことがありますが「彼岸花」は初めてでした。これから観ることのでき
る小津作品は全部観ます! あとポスター欲しい!(男性/50 代)

今後のデジタル・リマスター&国内展開

【小津安二郎生誕 110 年・ニューデジタルリマスターブルーレイ 4 作品発売】
各\4,935(税込) 発売元&販売元:松竹
各作品に初回限定特典でオリジナルポストカード封入
映像特典として特報・予告が収録 日本語字幕/英語字幕も収録!
○2013 年 11 月 27 日発売
『秋刀魚の味』 本編約 113 分+特典約 5 分 © 1962/2013 松竹株式会社
『彼岸花』 本編約 118 分+特典約 5 分 ©1958/2013 松竹株式会社
○2014 年 3 月 8 日発売
『お早よう』 本編約 94 分+特典約 5 分 ©1959/2013 松竹株式会社
『秋日和』 本編約 128 分+特典約 2 分 ©1960/2013 松竹株式会社
「Color 4 OZU〜永遠なる小津カラー」小津安二郎監督カラー4 作品 Blu-ray BOX
初回限定生産 <4 枚組> \18,900(税込) 本編約 453 分+特典約 17 分

【特集上映】デジタル修復された5作品を含む全作品の特集上映
<神保町シアター>特集上映 生誕 110 年・没後 50 年記念 映画監督・小津安二郎
世界が愛した映画監督・小津安二郎の生誕 110 年・没後 50 年を記念して、
現存する全作品を上映。
特集期間 前期:トーキー作品 11 月 23 日〜12 月 27 日
後期:サイレント作品 12 月 28 日〜1 月 13 日
※12 月 30 日〜1 月 2 日は休館
上映劇場 神保町シアター