2009年放送開始以来、熱狂的ファンを持つNHKの人気ドキュメンタリードラマ風歴史教養番組「タイムスクープハンター」が豪華キャストを迎え、待望の映画化となりました。『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』は8月31日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開となります。

 今回公式サイトで映画に登場するタイムスクープ社の社員募集をし、入社試験を実施しました。8月25日(日)スペースFS汐留にて、難関を潜り抜け、見事採用が決まった方々を集め、入社式イベントを実施いたしました。第一部の先輩社員からの仕事紹介では、沢嶋(要潤)、新人時空ジャーナリストの細野ヒカリ(夏帆)がタイムスクープ社での仕事ぶりや、会社の魅力を語り、映画の広報部員となる新入社員(一般客)にエールを送りました。さらに、未来を知っている時空ジャーナリストがどこよりも早く「2013年流行語大賞」ベスト5を発表。見事第一位に輝いたのは2013年で活躍する俳優「要潤」でした!第二部の新入社員からの質問コーナーでは、沢嶋と中尾監督がタイムスクープハンターに関するファンからの鋭い質問に応じ、本作の魅力を余すところなく語りました。

◆登壇者:要潤、夏帆、中尾浩之監督(キャストは劇中衣装を着用) 
◆場 所 :スペースFS汐留

☆第一部☆
 Q:時空ジャーナリストとはどういうお仕事?
 要:タイムワープ技術を使って、歴史上の人物を取材し、記録をアーカイブ化しています。
私が所属する第二調査部は、教科書に載らない、名もなき人々の営みに密着取材します。過去、私が取材した例でいえば、加賀藩から江戸まで氷を運ぶ飛脚の方々であったり、江戸時代の髪結い職人だったり、様々な人たちです。名のある人々だけでなく、そういう人たちが、歴史をつくっているのです!
 夏帆:私も以前は、有名な出来事を扱う第一調査部を希望していました。でも今回、安土城の取材を通して、第二調査部の大切さも知りました。今はどちらにいても頑張れると思っています。
 要:彼女は今回で成長しましたよ。スクープばっかり追いかけて、危なっかしかった。
 夏帆:危なっかしいのは沢嶋さんでしょう!いつもトラブル続きで…社内でも有名ですよ。
 Q今回の取材は大変だった?
 要:本能寺の変のあとの混乱した京都で、取材対象に接触するのにも一苦労でした。取材した矢島権之助という武士は、とても魅力的な人物で、友情のような絆が生まれました。
 Q:友情が!それは歴史への介入にならないんですか?
 要:それは、わが社が誇る特殊な交渉術があるから大丈夫です。
 Q:細野さんはいかがでしたか?
 夏帆:1980年代にタイムワープして、未来にはない、セーラー服というものを着ました。可愛らしい服でしたが、不思議な着心地でしたね。
 Q:タイムスクープ社に入社するとどんな良いことが?
 要:未来のことを知ることができますよ。歴史に影響が出るのでむやみにお話しできませんが。
 Q:本日入社したみなさんに、特別に未来のことを教えていただけませんか?
 要:わかりました。特別ですよ?この時代では、毎年「流行語大賞」というものを決めているそうですね。今日は特別に2013年の流行語大賞をお教えします!みなさん、決して口外しないでくださいね!
 要:それでは、2013年「流行語大賞」ベスト5を発表します!
 第5位:【じぇじぇじぇ】要:これは、わが社もお世話になっているNHKという放送局で流行っているようですね。
 第4位:【今でしょ】夏帆:これは、何なんでしょう?
 要:これはどこかの予備校講師が使った言葉のようです。僕もどこかで会ったことあるかも知れないです。
 第3位:【アベノミクス】要:これ皆さんご存知ですか?知ってるけど…反応がイマイチですね。次に行きましょう。
 第2位:【タイムスクープハンター】要:わが社の社名というか、活動ですね。映画というツールで広報活動をしたので、その映画が大ヒットしたということですね。
 第1位:【要潤】夏帆:人の名前ですよね?

 要:2013年で活躍する俳優です。彼の主演映画が大ヒットして、飛ぶ鳥を落とす勢いのとてつもない人気です。
 夏帆:背が高くて、気さくで、ものすごいイケメンの方ですね!
 要:僕はよく彼に似ていると言われます。…あまり言いすぎると歴史が変わってしまうので、ここまでにしましょう。
 Q:最後に臨時広報部員として入社された皆さんにメッセージを。
 要:入社おめでとうございます。時空ジャーナリストという仕事は、記録した映像をいかにたくさんの方に見ていただくかが、大事だと思っております。皆さん、2013年のたくさんの方に見ていただけるように、広報部員として責任を持って活動を進めてください。
 夏帆:皆さん、これから頑張ってください。そして、いつか皆さんと一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。

☆第二部☆
 Q:監督と沢嶋さんに皆さんからの質問にお答えいただきます。
 監督:直接あったかいファンの方とお会いできるなんて、めったにないことなので、とても楽しみです。
 要:キャンペーンで全国に行っているのですが、本当にたくさんのタイムスクープハンターのファンの皆さんの声が温かくて。映画は公開前ですが、もうすでに始まっているような熱気を感じます。
 Q:それでは質疑応答に移ります。
 Q1:タイムスクープハンターで使われている、「アブソリュートタイム」はどんな法則で決められている?
 監督:イタイところをつくねえ。僕、社員じゃないからわからない(笑)。社員の沢嶋さん!…「アブソリュートタイム」は時差を超えて基準にできる「絶対時間」として使っているものです。法則はタイムスクープ社の人が教えてくれないんだよね!今日は玄人がきてるな?!
 Q2:映画では沢嶋のパーソナルな部分が見えるようですが、どんな風に設定した?
 監督:もともとタイムスクープハンターをやり始めたときは、クールで完璧なジェームズ・ボンドみたいなキャラクター設定でやろうと思っていた。でも回を重ねるごとに、要さんの持つ人間味がでて今のような魅力的なキャラになりました。映画でもその要さんらしさというか、そういう部分をより立体的に出しています。計算してできたキャラクターではないんです。
 Q3今までで一番危なかったと感じた撮影はいつですか?
 監督:僕は爆発が好きなので、どんどんエスカレートして、すごく近くで爆発させちゃった回がありました。俳優さんが怪我しないギリギリまで近くで。その時は、撮影が危ないっていうより、僕の気持ちがアブナかったですね(笑)。
 要:本物の採石上跡のトンネルでの撮影が怖かったです。そこでも爆発をたくさんさせて、本当に埋まっちゃうんじゃないかと思いましたよ。シェルターを扱う回では酸欠になりました。監督は洞穴も好きですよね。
 Q4:取材で用いられる「特殊な交渉術」はどんなもの?
 監督:もう、入社したんだから知ってるでしょ?(笑)逆になんだと思います?
 (Q4:催眠術的なものですかね…?)
 監督・要:うん、いいと思う。それにしようかな。それにしよう!ウィキペディアに書いておいて(笑)

 Q:最後に監督から一言
 監督:ベストを尽くしてつくりました。純粋に楽しんでいただけると思います。面白くなかったら、面白くなるまで観て!「継続は力なり」です。ネットで口コミとかも書いてください!今日は本当にありがとうございました!