この度、公開中のインド映画『スタンリーのお弁当箱』のイベントを開催いたしましたので、ご報告させて頂きます。本作は、インドの小学校を舞台に、お弁当を持って来られない少年とその仲間たちの友情が描かれた、子どもが主役の映画となっております。「子どもたちの目が輝いている」「日本の子どもたちにもこんな思いやりを持ってほしい」などという感想が多く寄せられ、子どもを持つ親にとって、とても心に響く映画となりました。
そんな親子のための映画にちなみ、本イベントでは、「おいピータン!!」でおなじみの漫画家・伊藤理佐さんをゲストにお迎えし、“ママズトークショー”を開催致しました。夏休みということで、普段なかなか映画館に来れないママたちも、子どもと一緒に親子で楽しめるイベントとなりました!

●日時:7月24日(水)12:10イベントスタート ●場所:シネスイッチ銀座 ●登壇者:伊藤理佐(漫画家)

この度、これまでのインド映画とは一味違うと話題の映画『スタンリーのお弁当箱』のイベントが開催された。本作は、「毎日一生懸命素晴らしいお弁当を作ってくれるお母さんの努力をねぎらうために作った」というアモール・グプテ監督の想いが込められており、さらに監督の実の息子パルソーくんが主演を務める。そんな家族の愛情たっぷりな映画にちなみ、本イベントでは、「おいピータン!!」でおなじみの漫画家、そして一児の母でもある伊藤理佐さんをゲストにお迎えし、“ママズトークショー”を行いました。
<まず、映画を観た感想を聞かれ>
「スタンリーくんの背景を予想しながら観ていたんですが、ラストに驚きました。明るい終わり方なんですけど、ちゃんと現実が描かれていますね。ウチの子は、家もあるし、親もいるし、何をしてもいいかなと思いました。あと、やはりカレーがたべたくなりますね!」と、本作の主人公であるスタンリーくんの力強さを語るとともに、映画にたくさん登場するインドカレーの魅力についても語っていた。
<子ども・育児について>
「独身の時は1日の全てが自分の時間でしたね。漫画を描くか、TVを観るか、飲んでます!(笑) 子どもが出来て、自然とお酒は飲まなくなりました。出産してからは、早起きして前日の残り物でお弁当作って、保育園に送って、仕事を始める。そして夜も早く子どもを寝かせて、また仕事して、次の日のために自分も早めに寝る。健康にいい時間の使い方ができるようになりましたね。子どもに健康にしてもらっている気がします。」と出産前と後での生活リズムが変わったことを明かす。そして、「今は、子どもも大きく(3歳)なったので、最近は夫(漫画家・吉田戦車)と一緒に飲んでます。娘も、たまにおつまみを食べに来たりして、3人で晩酌しています(笑)」と仲良しな家族であることもうかがえた。
<育児と仕事の両立について>
育児に関する雑誌とインターネットのサイトを参考に集計した「育児と仕事の両立の悩みランキング」をもとに伊藤さんがコメント。5位「育児しながら働くことが周囲に理解されにくい」4位「いざというとき頼れる人がいない」3位「夫婦で火事の分担ができるか心配」2位「育児・教育にかかるお金が心配」1位「仕事を続けることができない」
1位の悩みについて「仕事をやりたい人は、やはり続けていますよね。出産で一度辞めたらそれきりではなく、留学に行くのと同じような感じで、子どもを産めばいいんじゃないですかね。また帰ってくればいいと思います。働いてるから大変とか、専業主婦だから大変とか、関係ないと思いますよ。みんな大変なので、それはお互いさまですよね!」と、親子で来場していたママたちに向けて、前向きになれる言葉でイベントを締めくくった。