綾野剛×黒木華 ミステリアスな色気に包まれた実力派俳優の共演で話題の『シャニダールの花』が、本日7月20日より公開致します。本作は、選ばれし少女たちだけの胸に咲いた謎の花【シャニダールの花】によって翻弄される男女を描いた美しくも妖しい愛の物語。本日、初日舞台挨拶が都内にて行われ、出演者の綾野剛さん、刈谷友衣子さん、伊藤歩さん、山下リオさん、古舘寛治さん、石井監督が登壇致しました。

■日時:7月20日(土)12:50〜  
■場所:テアトル新宿 (新宿区)
■登壇者:綾野剛、刈谷友衣子、伊藤歩、山下リオ、古舘寛治、石井岳龍監督

現在、「八重の桜」(NHK)等、様々な作品で活躍のめざましい旬の俳優・綾野剛と、伊藤歩、刈谷友衣子、山下リオ、古舘寛治、石井岳龍監督が登壇した本舞台挨拶。
満席の会場には、立ち見の観客も多く、キャストが登壇すると客席からは大歓声があがった!この反応を受け主演の綾野さんは「ようやく公開初日ということで感慨深いです。監督、初日おめでとうございます」と挨拶。伊藤さんは「多くのお客様が来ていただいて本当に嬉しいです。みんなで楽しい時間にしたいです」、石岳龍監督は「映画とともに、この時間がみなさんの心に残りますように」と挨拶した。
また、今作のキャスティングに関して石井監督は「俳優さんの存在と感情表現がこの映画の世界をよりリアルで豊かなものにしてくれている。映画の観客の皆さんは、俳優の存在を通して映画を観ていると思っているので、本当にキャスティングは大切で、今作はよき主演、そして俳優陣が集まってくれて、とても満足しています」と俳優陣への想いを語った。
また、これまでの試写会等で主演の植物学者を演じた綾野さんに関して“白衣姿”や、“花を宿した女性の花を診察する姿”に非常に色気を感じた、という感想が多数集まっていることに対し、綾野さんは「監督がそのように撮ってくれただけだと思いますが、(診察の時は)とにかく丁寧に大切に扱う、という感じでしょうか。優しく触れる、というか・・・」とコメント。花を診察される側だった伊藤さんは「至近距離で診察しないと花の状態が見れない、という設定だったので、かなり近かったですね」とコメント。「男と女の距離だったね。(観客の)みなさんも酸いも甘いも経験されてるから分かると思いますが」という綾野さんに、「心を触られているような感覚でした。自分しか触らない部分を触られているような感じ。距離が近かったです。」と伊藤さんが返すと、刈谷さんも「(綾野さんの距離)・・・近かったですね。」とコメント。そして古舘さんは綾野さんに対して「僕にはそれぐらいの距離では来てくれなかったですね。男女差別とかあるのかなぁ」コメントするなど、撮影秘話に場内は笑いにつつまれた。
また、石井監督の胸に飾られた、綾野さん、黒木さんのアイデアも盛り込まれた映画オリジナルのコラボレーションフラワーに関してコメントが飛び交うと、石井監督からは「皆さんの心の中にも新しい花が咲き続ければ、と思います。僕は観終わった後に何かを持って帰れる映画が昔から好きで、そういう映画を作りたかったですし、この映画を観ていただいた後にも、皆さんの心に何か残ればな、と思っています」と観客への想いが語られた。
また、古舘さんが「撮影現場でも、俳優の能動性を促すとても素敵な監督だなと思いました。またよろしくお願いします」と石井監督への想いを語ると、石井監督は「(俳優たちを)愛しています。」とコメントした。
最後に石井監督から「長く愛される映画になってほしい」、また主演の綾野さんからは「あらゆる作品がある中からこの作品を選んでいただきありがとうございます。今日皆さんがシャニダールの花の世界を体感してくださったことが、何より本当にスタートだと思っています。感慨深いというか感謝の極みです。本当にありがとうございます」と観客への挨拶で盛り上がった舞台挨拶を締めくくった。