1945年、終戦直後の日本で、マッカーサー元帥が命じた極秘調査とは—。
日本の運命を決定づけた、知られざる物語を、ハリウッドが壮大なスケールで描いた、歴史サスペンス超大作『終戦のエンペラー』がこの度、ジャパンプレミアを行い、
トミー・リー・ジョーンズをはじめとする、日米の豪華俳優人、そして製作陣がレッドカーペットに集結。その後ファンが待つ劇場内で舞台挨拶を行いました。

レッドカーペットセレモニーでは、日米の豪華俳優陣たちが登場すると、会場からは大きな歓声が。トミー・リー・ジョーンズやマシュー・フォックス、西田敏行といった日米を代表する俳優がファンからのサインに笑顔で応えるなど、とても華やか雰囲気のレッドカーペットを通りぬけ、舞台挨拶にのぞみました。

舞台挨拶では、この日を待ちわびていたファンへ、トミー・リー・ジョーンズが「心からありがとう。素晴らしいお客様です。」と語るなど、非常に熱気に溢れたジャパンプレミアとなりました。

【『終戦のエンペラー』ジャパンプレミア概要】
実施日:2013年7月18日(木) 開場18:15 開演18:45
場所:丸の内ピカデリー1
参加者:
マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、
羽田昌義、中村雅俊、桃井かおり、伊武雅刀、ピーター・ウェバー監督
奈良橋陽子、ゲイリー・フォスター、野村祐人
MC:八雲ふみね

【ジャパンプレミア 舞台挨拶内容】

MC:
本作は、1945年8月、終戦直後の日本を舞台に、ハリウッドの一流のキャスト、スタッフが集結して描く、歴史サスペンス超大作です。昨年1月末にクランクインをし、3月末にクランクアップ、そして撮影は、ニュージーランド、日本で敢行されました。
そして、いよいよ、本日、ここ日本で、「終戦のエンペラー」を皆様に披露させていただくことになりました。
上映の前に、映画を代表して、キャスト、監督による舞台挨拶を行います。
それでは、ご挨拶をいただきましょう。

奈良橋陽子さん:
今日は暑い中お越しいただきありがとうございます。
この映画は作らなくてはいけない映画だと思っていました。
パッションで始まり、キャスト、スタッフの皆様のパッションが加わって完成した映画です。関わった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
皆様に是非見ていただきたいと思います。
夏八木さん、是非見ていてください。

ゲイリー・フォスターさん:
一年半もの間、このジャパンプレミアを楽しみにしていました。
奈良橋さん、野村さんにプロデューサーとして声をかけていただき光栄でした。
この作品をとても誇りに思っています。
私たちが作っていた時の喜びや、情熱を是非作品から感じてもらえたらと思います。

野村祐人さん:
やっとこの時が来た・・・、やっと日本にこの映画を持ってこれて・・・

桃井かおりさん:
泣かないでね!

野村祐人さん:
今日は本当に来ていただいてありがとうございます。

マシュー・フォックスさん:
今日ここに来る事ができて本当に嬉しく思っています。
私はまだこの映画を見れていないのですが、東京で皆さんと一緒に見たいと思っています。
一生懸命作った作品なので、是非皆さんに見ていただいて何か感じてもらえればと思います。

トミー・リー・ジョーンズさん:
皆さん心からありがとう。素晴らしいお客様です。
この映画が日米両国がどのように友情を築き上げてきたか、感じてもらうきっかけになればと思います。

初音映莉子さん:
今日こうして皆様と一緒にいられるのが嬉しいです。
ここから見ても、真剣な顔をしている方、微笑んでいる方、色んな方がいて、そんな皆様の感情を感じている最中です。
この映画は心の繊細な部分に響いてくる作品なので、皆様に愛してもらえたら嬉しいです。

西田敏行さん:
この映画に参加できた事を誇りに思っています。
終戦時、日本とアメリカは複雑な関係にありました。
東京の焼け野原を車で進むマッカーサーを演じるトミーは、「戦争とはなんだろう」そんな事を考える哲学者のような顔をみせてくれました。
素晴らしい演技でマッカーサーを演じてくれたトミーや、皆さんに敬意を表します。

羽田昌義さん:
今この場に立てている事がとても感動です。
この作品にたずさわる事が出来て感謝しています。

中村雅俊さん:
素敵なお仕事、素敵な出会いをさせていただいたと思っております。
全員が最大限の努力をつくした作品に参加させてもらえて本当に幸せです。
この作品は自分の気持ちを高揚させてくれました。
日本国民として誇りが持てる作りになっていると思います。
私は日本国民で良かったと思う事が出来た作品でした。

桃井かおりさん:
正直に言うと、私たいして出ていません。どうしてここにいるのというぐらい出ていません。
奈良橋さんやピーター監督をはじめ、私の大切お友達が映画を作るというのでどうしても出たかったのだけれど、役がないんですよ。
ほとんど現場では美術担当のような感じでした。
でも本当に素敵な現場を見れて、日本人が英語を怖がらずに話して、日本にとって素晴らしいきっかけとなる映画です。皆に感謝します。

伊武雅刀さん:
私はこの物語の4年後に生まれました。
当時唯一の娯楽といえば映画を見に行く事で、私にとって映画を見るのが一番楽しい事だった。
当時ハリウッド映画も見ましたが、そのハリウッド映画に自分が参加出来た事は非常に感慨深いものがあります。
この映画は日本を見つめ直す、いいきっかけになる映画です。
色んな年齢の人に見て欲しいと思います。

ピーター・ウェーバー監督:
今日は本当にうれしい日です。
実はこの劇場がある場所はこのストーリーが始まった場所のすぐ近くでもあります。
この映画を見たあとで、焼け野原だったひどい状況から日本人の勇気で再建を果たした事を思い出して欲しいと思います。
外人の身分でこのような作品を作らせていただきましたが、意味のある歴史として感じてもらえたら、そして楽しんでもらえたら嬉しいです。

MC:
マシューさんとトミーさんにお伺いします。
日本人の俳優の皆様とのご共演はいかがでしたか?

マシュー・フォックスさん:
日本の素晴らしい俳優の方々と共演できて本当に光栄です。
実は撮影に入る前からとても楽しみにしていました。
言語の壁を超えて、エキサイティングで楽しい思いが出来ました。

トミー・リー・ジョーンズさん:
私が共演した日本人キャストは、実は昭和天皇役の片岡孝太郎さんだけなのですが、
彼は非常に優れた演技が出来、入念な準備を怠らない人で、恐れを知らずに演技をしていました。彼のような技術があれば誰でもすばらしい俳優になれるんじゃないかと思えるぐらい、優れた演技の出来る方です。

MC:
初音さんへお伺いします。
本作で苦労した点はあったでしょうか?

初音映莉子さん:
言葉の壁が一番苦労しました。
台詞を覚えるのに受験よりも頑張ったぐらい勉強しました。
ただ言葉と同じぐらい頑張って、役の気持ちや、伝えたい思いを心から溢れ出すように演じるよう努力しました。

MC:
最後に監督から皆様へ一言お願い致します。

ピーター・ウェーバー監督:
暑い中本日はお越しいただき本当にありがとうございます。
心から感謝します。
そして日本の素晴らしい文化や、食べ物にも感謝です。
来日してから日本の食べ物を楽しませてもらっています。
私はこの後、ラーメンを食べているので皆さん映画を是非楽しんでくださいね。
今日ここに皆様といる事に感謝します。
皆様が楽しんでくれる事を祈っています。