この度、ブルース・リー没後40年記念<ブルース・リー祭り>ドラマ編となる、映画『李小龍 マイブラザー』が7月13日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となります。この公開を記念して、和製ドラゴンと呼ばれるアクション俳優の倉田保昭さんをゲストに迎え、トークショーを開催致しました。本作は、実弟ロバート・リーが制作総指揮を務め、ブルースが渡米する前の青春時代を描いた作品です。家族にしか知らないエピソード満載のこの映画は、「ブルース・リーを題材にした映画はこれまで沢山作られてきたが、彼の人間的な部分が描かれた本当の物語を残したかった。」という想いから誕生しました。ファンも知らない彼の一面が、今明かされる!

●日時:7月13日(土) 12:40イベントスタート  
●場所:新宿武蔵野館  
●ゲスト:倉田保昭(俳優)

ブルース・リー没後40年の今年、ブルースの実弟ロバート・リーが制作総指揮を務めた映画『李小龍 マイブラザー』が7月13日より新宿武蔵野館ほか全国公開。これを記念し、ブルース・リーに纏わるエピソードを語れる唯一の日本人と言っても過言ではない人物、そして“和製ドラゴン”と呼ばれる倉田保昭さんをゲストに迎え、トークショーが行われた。

『ドラゴンへの道』のラスト、チャック・ノリスとの決闘シーンの撮影を見学したことを振り返り、「私がショーブラザーズでやっている立ち回りと違いましたね。“受け”が全くない。相手が入ってきたら蹴り、入ってきたら突き。全く隙がなかった。あのころが一番いい状態でしたね。あれが、ブルース・リーの真のキャラクターです。」と語った。

そして、この日特別にブルース・リーと一緒に撮影した写真を披露。1972年、『ドラゴンへの道』の撮影に向かう時に、当時の景徳空港で撮影された。「本当に、細いし大きくないんです。あの体でどんな相手にも立ち向かっていたんですよ。」と、倉田さんとブルース・リーが握手を交わしている写真を見て、当時を振り返っていた。

更に「ここだけの話・・・」と、ブルース・リーと『燃えよドラゴン』について話したエピソードを話してくれた。
「彼は、緊張しすぎて撮影に行きたくないも言っていましたね。それと同時に、『燃えよドラゴン』が最後にアメリカに復讐するチャンスだからと言っていたので、さらに気合が入って緊張していたのでしょう。」と、ブルース・リーの作品に対する想いが明らかとなった。

最後に、日本のみなさんへのメッセージとして、「香港では、今でも銅像が作られるほど、ブルース・リーの人気は全く消えてないです。日本はジャッキー・チェンの方が人気ありますね。でも、ブルース・リーが原点なんです。日本も、彼のことを忘れないでほしい。それが私からの願いです。」と締めくくった。