週刊少年ジャンプの看板コミックで抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情をも詰め込んだ天下無敵の痛快エンターテイメント作品「銀魂」。テレビアニメ開始から7年、劇場版として2作目となる『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』が7月6日より全国公開中です。「完結篇」と銘打たれ、満を持して原作者・空知英秋が自らストーリーとキャラクター原案を担当。完結の名に相応しい、過去、現在、そして未来を巡る壮大な大団円(フィナーレ)を描きあげました。本日新宿バルト9にて初日舞台挨拶を行いました。

『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』初日舞台挨拶
■日時:7月6日(土) 10:30〜 
■会場:新宿バルト9 スクリーン9
■登壇者: 杉田智和(坂田銀時役)、阪口大助(志村新八役)、釘宮理恵(神楽役)、藤田陽一監督

 2006年のテレビシリーズ放送から約7年、アニメ「銀魂」のラストエピソードとして公開を迎えたこの日、初回の客席は子どもから大人まで幅広い層のファンで満席に。客席を見渡した杉田は「7〜8年やっているといろんな人が観ているんだなと今になって思う」と振り返った。阪口は「こうして公開を迎えられて本当によかった。詐欺の多い作品なので(公開するまで)分からないじゃないですか。」と語り、藤田が「『完結篇』なので、これ以上のアニメ『銀魂』は作れないくらいのつもりで、やり残しがないよう作った。まだ現実感がないけど、喜んでくれるお客さんの顔を見てこれから噛みしめたい」と初日を迎えた気持ちを明かした。

 杉田は「アフレコ直前に台本を渡されて、さらに「マネージャーから『収録前日に直しがくるのでそんないチェックないで』と言われて、もしかして現場に入ったらエリザベスがドッキリのプラカードを持って待ってるんじゃないかと思った」ほどjhv8きつかったと言いつつも、「そんな中でも 『銀魂』メンバーは火事場でも乗り越えられる、一種のアベンジャ—ズ的なメンバー」と語り、釘宮は「いつものふざけたしゃべりに慣れていたのですごく大変でした。ちゃんと伝わるのかなと不安でした」といつもと違った役作りに苦労したエピソードを明かした。いつもはツッコミ役でセリフの多い新八は未来ではすっかりイケメンになりツッコミも封印。演じた阪口は「体力的にはすごく楽でした。現場でも悠長に構えていたけど、もっとガンガン行きたいところをおさえないといけないので精神的にはキツかった」とそれぞれ語った。

 監督は「ストーリーは基本的に空知先生にお任せした。クライマックスは映画ならではのスケールをと挑戦したけど、制作状況的には墓穴を掘ったかな」と、苦労も多いがそれほど製作陣の力が入った本作。杉田も「想像していたものを遥かに超える迫力だった。演者ですら感動するというのはなかなかないんじゃないかと。すごかったです」と圧倒された様子で語り、阪口は「続けてきたものに対する思いもあったけど、涙腺にきました。胸もいっぱいになったしいいものを見たな」と感慨深げ。釘宮は「すごく泣いてしまいました。今までいろいろやってきたんだなと思うとブワっときて…。一つ一つのエピソードやセリフやアクションがすごく伝わってきて、『銀魂』をやっていてよかったなと思った」とこれまでを振り返った。

最後に、藤田監督が「1回目だと振り回されるくらい、けっこうな情報量を詰めている。何度も見てまた新たな発見があるはず」とメッセージを送り、キャスト陣はそれぞれアニメ「銀魂』の「完結篇」であることに触れ、釘宮は「これまでやってきたものの集大成。未練の気持ちもいっぱいあるけど、みんなに見てもらえてうれしいです」とメッセージ。阪口は「7年続けてこれたのはみんなの応援があったから。本当にこれで終わりなんですかね?みんなの力があれば何とかなるのかな…」と期待を込める中、杉田は「「銀魂」は銀色の魂。大きさや形は違えど、誰かしらが持っている。なくならないもの、不滅なものというのは確かにあります。「銀魂」がなくなるわけじゃない。これからも「銀魂」をよろしくお願いします」と観客に向けてメッセージを送った。