「黙って俺についてこい!」「惚れた女はとことん守る!」
「ケンカ上等!」 そんな男の生き様、哀川翔アニキが語りました!

・日程/6月19日(水)
・会場/シネマート六本木3F試写室
・ゲスト/哀川翔さん

今日もクールなアニキファッションで現れた哀川さん。
「今日はちょっとコッポラかな?みたいな感じのこの衣装で、家からそのまま来ました」とコスチュームについてひとこと。

◆映画『欲望のバージニア』について
自分も結構はまっちゃいました。2時間があっという間に過ぎちゃう。最近なかった太い映画です。兄弟愛の素晴らしさが十分伝わるし、出てくる二人の女性も魅力的。
それにこの主人公の3兄弟はすごいね、禁酒法の時代はマシンガンバリバリで皆が武器を持っている時代に、この3兄弟は素手ですからね。荒くれ兄弟と言われながらも守るところはきっちり守るのが兄弟っぽいね。でも彼らは荒くれではない。自分たちを、家族を守るという絆が強い。これを忘れちゃいけないよね。

◆ケンカ上等!?
うちらの時代は草食系なんていうのはなくて、全員肉食でしょ?奥手な人でも肉食ですよね?
この映画の兄貴の言いぐさは「俺たちは死なない」だけど、「俺も思ってたね。俺20人くらいにボコボコにされて、それでも死なないなと思ったもん(笑)。ちょっと俺の態度が派手で大げさだったから、気がついたら後ろからバーッっと来てて、仲間を先に逃がして振り返ったらボコボコですよ。気がついたら財布が飛んでるの。財布まで取られたらまずいと亀のように這って取り返したよ。でも、20人にボコボコにされても飛んでくる足は7、8本。最初の一撃が一番効くよね、だからむやみに振り返っちゃっいけないよ。とアドバイスを交えて若かりし頃の武勇伝を語った。ケンカは距離があると思ったら大間違い。最初に握って強い奴は強いから相撲とか柔道やってる人が強いんだよ。
芸能界なら俺は草野仁さんを推薦する。

◆家族について
「男は強くて黙っているのがいいよね」と語る哀川さんに男だったら守るべきものは一つ二つはあるでしょう?と投げかけると「カブトムシとか?」と笑わせたあと、「家族でしょ。夫婦喧嘩まではいかないけど、家庭は戦いですよね。自分が奥さんに振られて、ジャッジさせられるんですけど、最終的にジャッジさせられないこともあるんだけど、どれはどういうことかな?」と首をかしげた。でも家族が幸せなら俺も幸せ。秘密は一個もないんだ。

◆お酒について
もし禁酒法の時代だったら?「密造酒、買っちゃうね。自分でもっとうまいやつを作っちゃうね」日ごろからお酒にいろいろ混ぜてカクテルを作るのが好きだという哀川さんは、アルコール度数96度のお酒スピリタスを金髪女性にサーブされ、さすがアニキの男気を出してストーレートで一気飲みして、会場から大きな拍手を浴びた。