世界征服をたくらむ悪の秘密結社・鷹の爪団の日常を描いた大人気ギャグコメディアニメ「秘密結社鷹の爪」。今秋公開となる劇場版シリーズ第5弾『鷹の爪GO〜吉田、秘密結社やめるってよ(仮)〜』に登場する新キャラクター「霊吉(れいきち)さん」の声優をつとめる稲川淳二さんのアフレコ取材を実施、その後の囲み取材では一足早い夏の怪談話も披露していただきました。

■日時:6月12日(水) 15:30 アフレコ&囲み取材
■場所:スタジオ・ドンファン(新宿区百人町)
■参加者: 稲川淳二 (65)

■ 「秘密結社鷹の爪」とは?                             
2006年、地上波の深夜番組にて放送されたTVシリーズアニメ、同年のTOHOシネマズでのマナームービーの放映により爆発的人気を獲得し、翌年の2007年には劇場版1作目となる『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE〜総統は二度死ぬ〜』を公開、その後『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE2〜私を愛した黒烏龍茶〜』(08年公開)、『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE3〜http://鷹の爪.jpは永遠に〜』(10年公開)と続き(4作目は『鷹の爪3』のDVD特典として制作)、そして今回のシリーズ5作目の公開決定となりました。

世界征服をたくらむベンチャー秘密結社鷹の爪団と、彼らの野望を阻む正義の味方・デラックスファイターとのやり取りを描いた世界征服コメディ『秘密結社鷹の爪』は、独自の笑いとテンポと間、洗練されたシナリオ、そして鷹の爪団の総統や吉田くんをはじめとした魅力あるキャラクターたちが多くのファンを魅了しています。さらには、2012年4月からNHK Eテレの番組「ビットワールド」(毎週金曜18:20〜)にてTVシリーズ「秘密結社鷹の爪NEO」が放送されたのを機に、全国的に、そして幅広い層に認知を広め、従来の熱狂的な大人のコアファンに加えて、小学生からファミリー層までのファンを急増させています。

 ■ 新キャラクター「霊吉さん」とは?                              

新キャラクター霊吉さんはアセロラが大好きという設定。
鷹の爪.jpのアニメの中でもアセロラの素晴らしさを熱っぽく語ります。
また大好きなアセロラをお供えされると、デビューしたての
アイドルのようにフレッシュになりテンションも上がり、口調まで
「うれC!」「おいC!」「うらめC!Yeah!!!」となり、ビタミンC感
たっぷりに赤くバージョンアップいたします。

また、普段からアニメの枠を超えて活動する鷹の爪らしく
今回もユニークな試みも予定しています。

・霊吉さんがつぶやくツイッター
(Twitterアカウント名:https://twitter.com/reikichi_ghost )

■ アフレコ風景を撮影後の囲み取材レポート                               

Q:今回ついに幽霊役になっちゃったということなんですが
稲川:まあね自分としては嫌な気はしないんですけどね。死が怖くないっていうの?なんかそんな気がしてるんですよ。

Q:そこまでいきついちゃいましたか?
稲川:たぶんどなたもそうじゃないかな。本当に60歳をすぎると死って怖くないんですよ。今年66歳になるんですが幽霊そんなにいやじゃないなぁ。年に何回も怖いところ行くし、心霊探訪っていっているんだけど怖いところを探しに行ったりするんですよ。でも年のせいか怖いのかどうか分からない。もしかしたら私すでにこのへん(自分の左上半身を指して)死んでいるかもしれない。
一同爆笑

Q:映画での幽霊役っていうのはどうでしたか?
稲川:感動しましたよ。軽い気持ちでお引き受けしたらこんなにたくさんのマスコミの方がいらっしゃると思わなくて。2、3人の方がいらっしゃるだけかと思ってました。

Q:最近の活動というのはもっぱら夏に向けて?
稲川:みんな怪談って夏だけ忙しいと思うじゃない?でも夏じゃない方が忙しんですよ。わたし怪談以外にも講演やったりデザインやったりで、休みが1日もないんですよ。先日も工房で作業してたら本当にエコノミー症候群になりましたよ。

Q:それは祟りでは?
稲川:それはある。みんな工房にくるのを嫌がるもん。でもね、怪談というのは夢やロマンがあるの。この霊吉くんもそうなんだけど、楽しいの。こわ楽しい。事件と怪談は別なんです。私の怪談はみんな笑うんです。怖いのもあるけど楽しいのもあるから。

Q:では怪談をひとつお願いできますか?
稲川:いやー急に言われても困っちゃうな。うーんどうしよ。じゃあね、私が体験した中でも怖い話なんですが、、、
稲川節炸裂の怖い怪談話が披露されました。
囲みの最後には「秘密結社鷹の爪」の生みの親であり、劇場版最新作の監督もつとめるFROGMANが参加しました。

Q:どうして今回稲川さんを起用されたのですか?
監督:普段は鷹の爪という作品は、僕一人で全キャラクターの声をやってるんですが、どうしても霊吉さんの役は僕がやってもしっくりこなくて、、、で考えていたら、幽霊と言えばそうだ!稲川さんだと!ということでオファーさせていただき、まさにベストキャスティングでした。稲川さんの何が凄いって、稲川さんって出会って5秒で怪談始まってるんですよ。初めて会ったときに、「それでですね」って急に何を話すのかなって思ったらいつの間にか怪談話になってて、あれは鮮烈な印象でした。

稲川:病気なんですよ(笑)。わたし歩いてるひと捕まえて話たりするの。昔、渋谷公会堂のあたりで夫婦捕まえて怪談話して、どうでした?怖かった?って聞いてたりした。

監督:幽霊にプラスしてアセロラ好きという難しい設定のキャラクターをどのように演じていただけるのかと思っていましたが、稲川さん演じる霊吉さんはばっちりでしたね。先ほど稲川さんが、霊っていうのはエネルギーなんだってお話されてましたが、生きる人間のエネルギーというものが霊ならば、アセロラっていうのは霊吉さんにとってはエネルギーの象徴みたいなものですから、そういうものがうまく表現できたかなと思います。

Q:最新作について教えてください。
監督:鷹の爪の劇場版第5作目で、今回は吉田君が鷹の爪団からいなくなってしまうんじゃないかという。今回、稲川さんがサプライズゲストとして出演していただいてますが、実は他にもまだまだ超サプライズゲストが控えているので、鷹の爪らしく観客の皆さんを最大級におちょくって楽しんでいただけるアトラクションムービーに仕上がる予定です。秋公開、楽しんでいただければと思います!