6月4日、那覇・桜坂劇場にて大ヒット公開中の『旅立ちの島唄〜十五の春〜』の沖縄県での動員が1万人を突破し、記念セレモニーが行われた。来場した観客は、バルーンアーチで出迎えられ、記念すべき1万人目の方がアーチを通る際に、劇場スタッフより「お客様で『旅立ちの島唄〜十五の春〜』 、沖縄県1万人突破です!」の声がかけられた。沖縄県動員1万人目になられた橋本夏子さんと、一緒に来場された杉麻衣さんがくす玉を割り、桜坂劇場のプログラムディレクターの下地久美子さんより、《10000人達成、ありがとう!》の文字が入ったタスキが掛けられ、周囲からは祝福の声と拍手が上がり、賑やかなムードに包まれた。

上映開始前には上映ホールの舞台にて、桜坂劇場・代表であり、映画監督でもある中江裕司監督がプレゼンターとして舞台に上がり、撮影に使われた映画タイトル入りのうちわや、CD、 ペアの劇場招待券、監督のサイン入りパンフレット、南大東島のポロシャツなど、貴重な品々が贈られた。橋本さんは開口一番「嘘だと思いました。自分が 10000人目だなんて冗談を言っていると思いました。でも本当だと聞いて驚いています。不思議な気持ちでいっぱいです!」と驚きを隠せない様子。杉さんは「実は、ここに来ることをついさっき1時間前に決めたんです。前から周囲でこの映画が話題になっていて、観たいと友人宅で話したら、午後の回の時間を教えてくれて、それですぐに橋本さんを誘って来たんです。今日観るのが大事な気がして、呼ばれた気がしてきました。」と導かれるように来た経緯を語った。中江裕司監督からも、祝福とお礼の言葉が述べられ、ラッキーなお二人は嬉しそうに満面の笑顔をみせ、ホールの客席からも拍手が送られた。

映画『旅立ちの島唄〜十五の春〜』は、沖縄県の離島・南大東島を舞台にした映画で、高校がないために15歳で島を離れなくてはならない離島の事情を背景に、旅立ちを控えた一人の少女とその家族の一年間を描いた作品だ。離島出身者の多い沖縄では誰しもが身近なテーマであり、観光地としての沖縄ではない庶民の生活を丁寧に描いた内容に、沖縄県内でも評判が評判を呼び、話題となっている。
なお、現在のところの動員10000人は、桜坂劇場史上5番目の動員記録となる。
今年の上映作品としては、昨年末から公開された『エヴァンゲリヲン新劇場版Q』の動員数を超え、桜坂劇場の動員数No.1の記録となっている。

なお動員10000人を記念して、6/6(木)〜8(土)には吉田康弘監督の沖 縄凱旋舞台挨拶が決定。また、東京で本作を上映しているシネスイッチ銀座では6/9(日)16(日)23(日)と13:25の回上映後に吉田康弘 監督の舞台挨拶が決定しており、6/9(日)には映画の舞台となった沖縄の離島・南大東島と、東京の離島・青ヶ島、ふたつの離島出身者を迎えてのトークショーも決定している。
多くの観客の心に感動が深くしみわたる本作、まだまだその勢いは衰えそうにない。

東京・シネスイッチ銀座、沖縄・桜坂劇場、リウボウホール、神奈川・横浜ニューテアトル、川崎チネチッタ、大阪・梅田ガーデンシネマ、愛知・伏見ミリオン座、兵庫・神戸国際松竹、福岡・KBCシネマにて絶賛公開中!