ウディネ・ファーイースト映画祭観客賞(MY MOVIES AWARD)受賞のニュースも記憶に新しい三木聡監督・亀梨和也主演映画『俺俺』。いよいよ25日の公開も間近となりました。

そこで、下記の通り、映画『俺俺』公開記念として日本初お披露目となる特別試写会を開催いたしました。上映終了後には三木聡監督をはじめ、主演の亀梨和也、内田有紀、加瀬亮が登壇しました。1人で33役を演じた亀梨は「監督の作品が好きで憧れを抱いていたので、監督の脳内プレイヤーになれるよう頑張りました。」、謎の女“サヤカ”を演じた内田は「謎の女役ということでしたので、そのまま受け止めて演じさせていただきました(笑)是非、二度三度と劇場に足を運んでください。」、そして亀梨演じる均のイヤミな上司役“タジマ”を演じた加瀬は「見始めると止まらない、そんな中毒性のある作品に仕上がっています。今日はよろしくお願いします。」、そして三木聡監督は「不思議な亀梨君が見られたかと思います。どんな風に捉えていただけたのか楽しみです。」と、挨拶や映画の見どころをコメント。

そして急遽、舞台の裏側から「足音がするので、ちょっと見てきます!」と亀梨和也が舞台から降りると、場内は真っ暗に。そして会場に『俺俺』主題歌の「FACE to Face」が流れ始めると同時に、ステージと客席側の両扉から、俺メガネをかけた20人の“俺俺隊”が登場!同じく両扉からKAT-TUNが登場し、ライブを初披露すると、500人の客席は割れんばかりの大歓声に包まれ、中には涙を流す観客の姿も見られました。更にマスコミ向けのフォトセッションタイムでは、内田有紀、加瀬亮、三木監督、KAT-TUNメンバー全員が俺メガネをかけて“俺”化するという異様な光景に、大歓声と笑いが湧きおこりました。

■日時:5月14日(火) 会場:イイノホール(千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル4F)
■登壇者:亀梨和也、内田有紀、加瀬亮、三木聡監督
       サプライズゲストKAT-TUN(亀梨和也/田口淳之介/田中聖/上田竜也/中丸雄一)

亀梨和也
Q:三木監督の作品に出演したかったそうですが、実際に出演してみていかがでしたか?
三木さんの作品が好きで、お話があった時は速攻食いつきました(笑)監督の作品は、役者さんのアドリブやリズムなどで作り上げているのかなという印象を持っていました。でも実際に自分が現場に入ると、そうではなく全て作られたリズムであって、一字一句台本通りの元、必然の笑い風を作りだす緻密な作業がありました。それを監督やキャストの皆さんと突き詰めて作っていく時間は、とても刺激的でした。

Q:MY MOVIES AWARDを受賞したイタリアのウディネ映画祭はいかがでしたか?
人生の中で初主演作で初めて海外へ行って、更にお客さんと一緒に観るという初体験尽くしでした。最初は超ビビってました(笑)席が埋まっていなかったらどうしよう、お客さんが途中で帰ってしまったらどうしようなど、どんな反応になるのか想像もつかなかったのですが、1200キャパの劇場が満席で、リアクションも沢山笑ってくれる姿が見られて、すごく貴重で贅沢な時間でした。

Q:公開に向けて“33ミッション”を遂行中ですが、現時点で完了が11個、あと10日ですが達成できそうですか?
オフを返上してやっているのですがなかなか大変です(笑)でもラストスパートに向けて更に頑張ります!

Q:ミッションの中で印象に残っているものはありますか?
「俺、映画「俺俺」の推薦文を書いて公開劇場に送ります」は、文章を考えるところから始まり、直筆で推薦文を書いたので時間がかかりました!あとは「俺、33尾の金魚をすくいます」はかなり上手で、1つのポイで66尾をすくいました。今年の祭りが楽しみです(笑)

Q:これから観る人たちへのメッセージをお願いします
色々な見方がある作品ですので、先入観なく観ていただきたいです。観た後に語れる、映画らしい映画にもなっています。また、本作でジャニーズではない“俺”という人間の新しい要素が生まれると嬉しいなと思います。

内田有紀
Q:謎のヒロイン“サヤカ”を演じるにあたって三木監督からどんなお話がありましたか?
まず最初に監督から「内田さんに演じてもらうのは、謎の女性です、すいません」と謝られたので(笑)それが答えかなと思い、特に難しく考えずに忠実に演じさせていただきました。
また、過去に共演した方々とお話していると「三木さんとは一緒にやったほうがいいよ!」と言われることが多く、おすすめの方なんだなという印象を持っていました(笑)

Q:亀梨さんとはドラマ以来、二度目の共演でしたがいかがでしたか?
亀梨さんはみんなに愛情のある方なので、それが周りにも伝わり、愛されているなぁと感じました。また私が現場に入った時には、すでに亀梨さんと監督の呼吸は出来ていたので、私も自然に入って受け入れてもらえました。ただ、あまりに自然で、何の説明もなく進行してしまうことがあったのでそれは大変でした(笑)

Q:『俺俺』の魅力を教えてください。
三木さんの「人間はひとつの答えを持っているわけではなく、色々持っているのが自然でしょ」という姿勢がすごく好きなので、それが『俺俺』には描かれているところだと思います。ソワソワしながらも楽しめる作品になっています。

加瀬亮
Q:二度目の三木監督作品でしたが、いかがでしたか?
「インスタント沼」で飛び込んでみたら、すごく楽しかったので、今回は台本を読む前からお返事をしていました(笑)現場では監督がずっと笑っていたので、こっちも安心して、意味はよくわからないけどこれで正しいのかなと思いながら演じていました(笑)

Q:亀梨さんとは初共演でしたが、一緒に演じてみてどのような印象をお持ちですか?
僕は体力的に結構沈んでいたのですが、亀梨さんは現場の中心人物でいつも明るくて、その明るさに救われました。
ただ、33役を演じるとやっぱり少し変になるのか、急に楽屋にトースターを持ってきて、お餅を焼いてました(笑)僕が「何してるの?」と聞くと、「お餅食べたくて」と答え、みんな普通に見てましたが、どう考えても普通じゃないだろ!と思ってましたね(笑)

Q:『俺俺』の見どころをお願いします。
不気味から始まり、動き出したらあっという間に最後まで連れて行ってくれるジェットコースターのような爽快感があり、中毒性のある映画です。また、亀梨さんが精神をきたすまで頑張った映画ですので、よろしくお願いします(笑)

三木聡監督
Q:亀梨さんとのタッグはいかがでしたか?
プロデューサーと新しいことをやろうと話していたので、亀梨君のようなチャンネルの違う役者さんと新しいリアリティを構築するという作業は、非常に楽しくて幸せな時間でした。

Q:ウディネ映画祭には亀梨さんと一緒に行かれたそうですが、現地での反応はいかがでしたか?
日本の漫画やアニメなどの文化が、どんどん浸透しつつあるんだなと実感しました。日本の笑いに対するハードルも低くなっている気がしましたね。また亀梨君の芝居に対する評価も高くて、沢山のお客さんと一緒に観るという中での逃げない姿勢もすごく立派でした。

Q:主題歌になっている「FACE to Face」についての印象はいかがですか?
この曲は映画製作のラッシュの段階で緻密に考えて作られた曲で、映画として分離することが多い中、珍しいパターンになっています。奇妙な映画なので、最後にこの曲で現実世界に静かに着地していってもらえればと思います。

KAT-TUN 田中聖
Q:KAT-TUNとして映画の主題歌は初でしたが、いかがでしたか?
作品を観させていただいて、この不思議な魅力や世界観に携われたことが嬉しいです。劇場で聞くと、こんなにも音が綺麗に聞こえるんだと、貴重な体験をさせてもらいました。是非、劇場で映画同様に主題歌も楽しんでいただきたいです。