今年もユニフランス・フィルムズにより、6月21日(金)〜24日(月)の期間、東京・有楽町朝日ホールおよびTOHOシネマズ 日劇にて、フランス映画祭を開催致します。

すでにオープニング作品に、フランソワ・オゾン監督の『In the House(英題)』(配給:キノフィルムズ)、また初めてのクラシック上映作品としまして、ジャック・ドゥミ監督の長編デビュー作『ローラ』(アヌーク・エーメ主演)のデジタル修復完全版が日本初お目見えとなるなど、豪華ラインナップが決定。

本記者会見ではクリスチャン・マセ駐日フランス大使列席のもと、映画祭の全ラインナップと豪華来日ゲストが発表されました。

【記者会見概要】

日程:5月10日(金)15:00より
場所:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ 2F
内容:映画祭全ラインナップ&豪華来日ゲスト紹介
   ナタリー・バイ団長のビデオレター紹介
登壇:ヴァレリ=アンヌ・クリステン(ユニフランス・フィルムズ東京支局 支局長)
   坂本安美(アンスティテュ・フランセ日本 映画プログラム主任)
   クリスチャン・マセ(駐日フランス大使)

【コメント】

■クリスチャン・マセ駐日フランス大使

皆様コンニチワ(日本語)
本日、21回目となるフランス映画祭の発表を迎えました。2012年は、フランス映画が日本で多く取り扱われ、観てもらえたとても素敵な1年でした。『アーティスト』、『マリー・アントワネットに別れをつげて』、『シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』、そして、多くの話題をさらった『最強のふたり』がありました。
2013年は、さらに当たり年になるのではないかと思っています。

また、東京だけではなく京都、大阪、福岡と地方でもフランス映画の上映が決まっています。今年の団長は、ナタリー・バイが引き受けてくれましたが、この機会に合わせ、ナタリー・バイの特集をユーロスペースとアンスティチュ・フランセ東京で開催することも決まっています。

2013年は特別な年になります。あと一ヶ月もすると、フランス大統領であるオランドが国賓として来日します。大統領が国賓としての来日するのは、1996年以来です。
こういう時だからこそ、過去を振り返りながら将来を考えることができます。
こういう時だからこそ、文化の有難さを大切さを思い知ることができるのです。
今まで日本とフランスの絆を築いてきた一つとして、文化の存在があります。
フランスでは日本映画の評判が良く、日本でもフランス映画を好んで観てくださる人が沢山います。ぜひこの機会に、今の旬のフランス映画を知って欲しいと思います。
映画は、日本とフランスをより近い関係にするひとつの原動力です。日本の皆さんに、もっと多くのフランス映画を観て頂くことで、フランスをもっと理解してもらうことが私の希望です。また、そういう絆を大切にすることで未来に向けて、日仏関係をさらに豊かにしていければと願っています。

■ナタリー・バイ団長ビデオレター

Q:今のフランス映画の魅力は?

ナタリー・バイ(以下、バイ):
一番の魅力は多様性だと思います。フランス映画は大衆から子ども向けの作品、作家主義的なものに文芸ものもあり、コメディに悲劇など何でもためらいなく制作します。
日本人がフランス映画を愛するのは、多様性を好むからだと思います。芸術家的な繊細さを持っていて、フランス人の感覚とは異なるようで似ています。私たちは日本人を好み、日本人もフランスを好いている。互いに惹かれあっていると思います。

Q:日本の印象は?

バイ:
日本には何度か行きましたが、私を惹きつけ魅了する国です。美術や文学だけでなく振る舞いの優雅さ人々の勇気、ただよう気品に震災の悲劇を通して気づかされました。
敬愛すべき人々だと思います。残念ながら、日本に行く時はいつも映画祭の審査員であったり、日本人よりも他の国の人々といて、外に出る時間がありませんでした。
今回は長めに滞在し楽しむつもりです。

Q:あなたを待っている日本の観客に一言

バイ:
皆さまのもとに訪れ皆さまと共にいることを待ちきれません。ではまたすぐに。

【フランス映画祭2013】

日程:6月21日(金)〜 24日(月)
場所:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)
団長:ナタリー・バイ

公式サイト:http://unifrance.jp/festival/
Twitter:@UnifranceTokyo
Facebook:http://www.facebook.com/unifrance.tokyo/

主催:ユニフランス・フィルムズ
共催:朝日新聞社後援:フランス文化・コミュニケーション省-CNC パリ市
   アンスティチュ・フランセ日本、在日フランス大使館
協賛:LVT他
特別協力:TOHOシネマズ、パレスホテル東京
Supprting Radio:J-WAVE 81.3FM
運営:ユニフランス・フィルムズ、東京フィルメックス

*フランス映画祭2013は、アンスティチュ・フランセ日本の協力のもと、
東京だけではなく京都、大阪、福岡と地方でもフランス映画の上映が決まっている。