貞子を生みだした大ヒット映画『リング』を発表し、日本中を恐怖に陥れたホラー界の巨匠、中田秀夫監督が、「ホラーの集大成」と称し、脚本家とともに紡ぎだしたオリジナルストーリーで描いた『クロユリ団地』。

今まで松嶋菜々子、中谷美紀、黒木瞳など数々の女優の新たな魅力を引き出してきた中田監督が次のヒロインに選抜したのは、女優としての活躍が期待される前田敦子。
そして「相棒」でシリーズ史上初回最高視聴率を叩き出した実力派俳優・成宮寛貴をW主演の相手として指名し豪華なキャストで最恐ホラー『クロユリ団地』を誕生させました。
そして、いよいよ5月18日(土)に公開を迎えます。

そして本作の公開を目前に控えた5月9日に、ダブル主演の前田敦子さん、成宮寛貴さん、そして中田秀夫監督が豊川稲荷東京別院に集結、お祓いと御祈祷式行い、更には、劇中で主人公を追い詰める孤独な少年“ミノル”を清め塩で祓い、全国での大ヒットを祈願致しました。

孤独な少年“ミノル”を前田さん、成宮さん、中田監督が清め塩で祓う際には、この日抽選で招待されたお客様、総勢100名が一斉にミノルのお面を被ってミノルとなり、大ヒットの掛け声と共に総勢100名のミノルへ向けて塩が巻かれるなど、会場が一体となった公開直前イベントとなりました。

【公開直前イベント概要】

■日時
5月9日(木)12:00〜
■場所
豊川稲荷東京別院(東京都港区元赤坂1-4-7)
■登壇者
前田 敦子、成宮 寛貴、中田 秀夫監督 ※敬称略 / 順不同
■司会
mic
■来場者
一般招待者・・・約100名

【公開直前イベント内容】
MC:
本日は映画『クロユリ団地』公開直前イベントにお越しいただき誠にありがとうございます。
公開直前イベントということで、監督・キャストの皆様がつい先ほど、本殿にてお祓いとご祈祷を受けられました。

それでは監督・キャストの皆さまにご登場いただきましょう。
前田敦子さん、成宮寛貴さん、中田秀夫監督です。

MC:
それでは、監督・キャストの皆さまから、ご挨拶をいただきます。

前田敦子さん:
『クロユリ団地』は一年前に撮影が始まったのですが、今日こうしてお祓いやご祈祷が出来て、いよいよ公開なんだなと背筋が伸びる思いです。

成宮寛貴さん:
この作品は1カット、1カットこだわって撮った作品です。
その作品がいよいよ公開なるんだなという思いでいます。
怖い映画なので、苦手な人もいるかもしれませんが、怖いだけではなく、孤独や悲しみといった人の内面も描かれた映画なので、ホラーが苦手な人にもトライしてもらいたい、是非皆さんにお勧めして欲しい映画です。

中田秀夫監督:
大阪でプロモーションをやっていたときに、ある人からこんなに泣いたホラーは初めてだと言われました。
泣けるホラーになったと思うので楽しんでもらえたらと思います。

MC:
キャストのお二人にお聞きしたいと思います。
中田監督のホラー作品ということで、中田監督や撮影現場の印象などお聞かせいただけますか?

前田:
ホラー映画ですが、とても楽しい現場でした。
ただ後半は大変なシーンもたくさんあったのですが、周りのスタッフの方々が空気を作ってくれて、皆さんオンオフの切り替えがとても上手だと感じました。

成宮:
前田さんは横でDVD鑑賞、僕はゲームしていたり、そして監督は踊っていたり(笑)
おもしろい現場でした。監督はギャグをよく披露しているのですが、うけてなくても突き進んでましたね(笑)

前田:
監督はお茶目な方です(笑)

中田監督:
ありがとうございます(笑)
僕はうけてもうけなくてもギャグはやりっぱなしというのが信念としてあります(笑)

成宮:
撮影現場では撮った映像を見るためのモニターが用意されているんですけど、中田監督の現場にはモニターが無いんですよ。
監督は撮影中、直接演技を見るんです。
気がついたら照明さんの股の間から見ていたり(笑)でも一生懸命見てる。

中田監督:
どうしても必要な時はモニターを用意するんですけど、出来るだけ二人と同じ空気を感じていたいんですよ。
そして、僕の目線を感じながら、演技してもらった方がいいかなとも思っているんです。

MC:
監督にお聞きします。
本作は、ホラー映画の集大成として挑まれたと
お聞きしましたが、これまでの作品との違いをお聞かせ下さい。

中田監督:
原作のないホラー映画は『女優霊』以来だと思うんですが、オリジナルストーリーで1年近く脚本を練り上げた作品です。
「わかる、わかる、この感じ」と辛い事も含めて誰もが感じたことのある、
そんな心の奥に触るようなものにしたいと、感情をゆさぶるものにしたいと思って集大成と名付けました。

MC:
それではキャストのお二人にお聞きしたいと思います。
また、今回は、誰もが抱える孤独の恐怖がテーマにありますが、お仕事、プライベートなどで孤独を感じる瞬間などはありまか?

前田:
プライベートで孤独を感じた事はないのですが、今回明日香を演じる上では、孤独を感じながら演じました。

成宮:
僕は結構ひとりぼっちです(笑)
一人が好きというわけではないんですが、あまり予定を立てないんですね。
「あれ、今日の晩ご飯どうしたっけ?」という感じで夜突然友達を誘ったりするんですが、間に合わなくて。じゃあ牛丼食って帰ろうかなって。そんな事が週に4日くらいあります(笑)

MC:
ロッテルダム国際映画祭、ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に正式招待が決定するなど、世界から注目も集まっている『クロユリ団地』なんですが、このたび、なんと日本での公開と同日に、台湾での上映、そして舞台挨拶も決定いたしました!
監督感想をお聞かせください。

中田監督:
台湾に行くのは3度目なんですが、飲茶待ってろよーという感じです(笑)
台湾は日本語が話せる若い人も多くて、日本文化が浸透していますよね。
でもやっぱり飲茶が・・・(笑)

成宮:
前田さんは行った事ある?

前田:
台湾は・・・?(お客様に聞く)
初めてだそうです(笑)

MC:
中田監督にお聞きします。
本作の撮影の際に現場で実際に起きたある出来事をお祓いするため、先程、みなさまは本殿内にてヒット祈願と合わせてお祓いをされたかとお聞きしておりますが、本作のどのシーンでどのようなことがあったのでしょうか?

中田監督:
劇中の悪霊払いの祝詞を行うシーンで、録音のメーターが振れてるのに録音できていないっていう事件が起こったんですよ。
録音の人がビックリして、撮影現場の盛り塩が崩れていないか見に行ったんですけど、ぞっとしましたね。

MC:
それでは完全にミノルの呪いを断ち切るために会場に集まって頂いた皆さまにも協力して頂きまして“お祓い塩”撒きを行いたいと思います。
会場の皆さまは、“ミノルのお面”を被って頂きまして監督、キャストの皆様には、“お祓い塩”を会場に撒いて呪いを払って下さい。
監督・キャストの皆さまは、私の“クロユリ団地”の掛け声の後に“大ヒット”と言いながら一斉に塩をお撒きください。

MC:
クロユリ団地〜!!

前田、成宮、中田監督、お客様100名:
大ヒット〜!!

MC:
それでは、お時間となってしまいましたので
最後に、前田さん、成宮さんのお二人よりご挨拶をお願いいたします。

前田:
来週5月18日(土)に公開となります。
人間的な感情が全面的に描かれているのを、是非映画館の大きなスクリーンで見てもらって、感じとってもらえたら嬉しいです。

成宮:
中田監督の今までのホラー映画とはまた一味違った、すぐ横の部屋で起こりえる話。
ザ・中田ホラーだと思います。
是非劇場に足を運んでいただければと思います。