GW最大の注目を集めるスリル&サスペンス超大作、「藁の楯 わらのたて」が、いよいよ初日を迎えました。つい先日、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ公式に選出されることも決定したばかり。
ヨーロッパが認めた本作が、世界に先駆け発進します!!10億円の懸賞金がかけられた凶悪犯《クズ》を、48時間以内に福岡から警視庁に移送する、5人のSPと刑事の葛藤を描いた本作は、マスコミ試写が始まるや、そのスケールやスピード感、大迫力の映像が話題を集めました。台湾新幹線を使った大掛かりなロケや、高速道路での爆破シーンなどスケールの大きな撮影で、日本映画の限界に挑戦した本作。このたび、公開を記念して大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也と豪華キャストが劇場に駆け付けました。撮影された去年の夏の暑さと同じ位、熱い想いで完成させた作品の初日を迎え、あますところなく思いを語っております。

【日  時】 4月27日(土)            
【場  所】 丸の内ピカデリ—1 (千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9F)
【時  間】 13:00 舞台挨拶開始(30分程度) 

【登壇者】大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、
伊武雅刀、永山絢斗、三池崇史監督 

■公開記念舞台挨拶
大沢:この作品は昨年の夏からここにいるキャスト、監督、そしてスタッフと2ヶ月間みんなで力を合わせてプロとしての挑戦を掲げて撮った作品ですので楽しんでいただけたら嬉しいです。

松嶋:今日は普段の舞台挨拶とは違い、作品を観ていただいた後で舞台に立つので違った緊張感をもっています。昨年の夏の暑い中撮った作品ですごく凝縮した時間を過ごせました。三池監督や他のキャストの方々とご一緒できたのが楽しい時間でした。

藤原:初日から2日目、多くの人に集まっていただきありがとうございます。今、ここで皆さんが僕に手を出しても一億円ということですけど(笑)本当に感謝しています。

伊武:良い天気ですね〜良い天気の中、連休の初日に来ていただいてすごく嬉しいです。この映画は去年とっていたんですが公開するのを楽しみにしていました。

永山:GW初日から天気も良いし、気分がよいです。

三池監督:精一杯作った作品が公開を迎えました。今回はカンヌのコンペティション選出も有り、我々に心地よい緊張感を与えてくれて幸せです。

MC:真夏に二ヶ月間の撮影をされたとのことですが現場の状況、雰囲気はいかがでしたでしょうか。

大沢:話が緊迫しており、昨年の夏はすごく暑かったのでそういった意味では良い緊張感に繋がったのかなと思います。みんなで力を合わせてすごく良いチーム枠の中で撮影ができました。

MC:役作りに関してはいかがでしたか?

大沢:役作りに関して苦労はなかったですが、みんなが日々作品と格闘していました。

松嶋:SPに見えるように努力しました。拳銃の構え方、身のこなし方などはすぐに身につくものではないので時間をかけてトレーニングしました。

藤原:お二人は最後まで集中力を切らさずに最後まで突っ走ってくださったのですごく頼もしかったです。
難しい役柄ですがこの映画を三池監督とこのメンバーで組めることがすごく楽しみでした。

MC:凶悪犯を演じた藤原さんはいかがでした?

三池監督:あれは演技じゃないんだよ。割と素なんだよね。お酒が入るとあんな感じになってしまうんですよ(笑)
お芝居といっても完全にお芝居ではないんですよ。少女が好きということではなくて一つの個性として何かを隠して生きているという部分を演じてくれた。

MC:三池監督はいかがでしたか?

松嶋:監督は現場でもユーモアを持ってみんなに接してくださるので緊迫したお話ですが、良い緊張感と、良い和み感で集中できました。

大沢:俳優を信じて任せてくれる方で、言葉ではなく自分の体で演じて表現して説明してくれる方なのですごく信頼できる監督でした。

伊武:九州の刑事に見えるように努力しました。普通は一つのシーンをリハーサルしてから撮ることが多いんですが、三池さんは(リハーサルを)やらないんですよ。次どうくるのか役者としてもわからないから緊張するし、面白い角度から来るし、こういう映像になるのか、という驚きもあって。白紙でいられるんで、非常に楽しい現場でした。

永山:ずっと緊張していました。演じるキャラクターは普段と違うのですごく快感を感じていました。

MC:大量のパトカーや護送車を使ったりとスケールの大きな作品ですがいかがでしたか?

三池監督:我々日本の映画を撮っている人から見たらスケールは大きいかもしれないが、ハリウッドの人からするとそうでないかと思います。なのでスケールを売りにしているつもりではないです。ただ清丸を移送するためにはこのぐらい必要と思って撮っていたら結果的にこうなりました。今回、手作りなんですよ。日本で映画用に使えるパトカーが15台ぐらいなので、白い車を買ってきてみんなで塗ったんですよ(笑)

MC:高速鉄道のシーンは台湾で撮ったんですよね。

三池監督:JRの人が貸してくれないんです(笑)それどころか東京ではパトカーのランプをつけて撮っちゃいけないんで僕らは地方に撮影をしに行くんです。映画を作る人間からすると、映画を撮りずらい場所になっている。撮りやすい場所になっていってくれたら嬉しいですね。

MC:最後に一言お願いします。

大沢:GW初日にこんなに沢山の人にお越しいただき感謝しています。良いGWをお過ごし下さい。