1945年8月30日、終戦直後の日本にマッカーサー元帥率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が上陸。
マッカーサーは部下のボナー・フェラーズに、ある極秘調査を命じる。
この戦争の真の責任者は、いったい誰なのかー
すべてを失った日本の新たなる礎は、いかにして築かれたのかー。
日本の運命を決定づけた、知られざる物語を描いた映画『終戦のエンペラー』

マッカーサー元帥にトミー・リー・ジョーンズ。フェラーズ准将には人気海外ドラマシリーズ「LOST」のマシュー・フォックス。
西田敏行、羽田昌義、火野正平、中村雅俊、夏八木勲、桃井かおり、伊武雅刀、片岡孝太郎ら、豪華日本人俳優人が共演。また『ノルウェイの森』の初音映莉子が、物語の鍵を握る女性に大抜擢。
監督は『真珠の耳飾りの少女』のピーター・ウェーバー。
日本人女性プロデューサー・奈良橋陽子(『SAYURI』『バベル』『ラストサムライ』キャスティング)と野村祐人・親子がハリウッドと共に世界に贈る、歴史サスペンス超大作の誕生です!

そしてこのたび、豪華日本人俳優人とプロデューサー陣が一堂に揃い本作の製作報告記者会見が行われました。

【記者会見概要】
■日程:4月24日(水)
■時間:開場12:30 開始13:00
■場所:時事通信ホール
(東京都中央区金座5-15-8 時事通信ビル2F)
(東京メトロ日比谷線・都営浅草線の東銀座駅(6番出口)から徒歩1分)

■登壇者
プロデューサー:奈良橋陽子、ゲイリー・フォスター、野村祐人
キャスト:初音映莉子、西田敏行、中村雅俊、伊武雅刀、片岡孝太郎

【記者会見内容】

MC:
それでは、早速ご挨拶を頂きます。
まずは本作の企画者でもあり、プロデューサーの奈良橋陽子(ならはし・ようこ)さん、
ご挨拶をお願いいたします。

奈良橋陽子さん:
今日はお忙しい中たくさんの方におこしいただきありがとうございます。
この映画はパッションから始まった企画でしたが、今日まで無事にたどり着く事が出来ました。
7月27日から日本でようやく公開になります。
是非みなさんに見ていただきたいです。

MC:
続きまして、プロデューサーのゲイリー・フォスターさん、ご挨拶をお願いいたします。

ゲイリー・フォスターさん:
今日この場にいられる事を大変うれしく思っています。
二年前ぐらいに奈良橋さんから声をかけられて、人生が変わった作品です。
日米双方の理解がより深まる作品だと思っています。
この映画を作る事で、日本にも滞在することができ、トップアーティストの方々とも知り合う事が出来た特別な作品です。
早く日本の方に見ていただきたいと思っています。

MC:
続きまして、同じくプロデューサーの野村祐人(のむら・ゆうじん)さん、ご挨拶をお願いいたします。

野村祐人さん:
いよいよ、ここまで来たなと思っています。
やっとこの企画を見てもらえるという思いです。
宣伝、その他頑張りますので、
是非皆様の力も貸していただきたいと思っています。

MC:
出演者の皆様のご挨拶に移ります。
戦前アメリカに留学し、フェラーズと恋に落ちる日本人女性アヤを演じられました
初音映莉子(はつね・えりこ)さん、ご挨拶をお願いいたします。

初音映莉子さん:
アヤを演じた初音映莉子です。
すごく思いを込めて、ひとつひとつを大事にしながら演じてきました。
アヤを通して自分も成長した大きな映画です。

MC:
続きまして、アヤの伯父で駐在武官、フェラーズに日本独自の文化を説く
鹿島(かじま)大将を演じられました西田敏行(にしだ・としゆき)さん、
ご挨拶をお願いいたします。

西田敏行さん:
ハロー(笑)
今日は本当にありがとうございます。
素晴らしい作品だと確信しています。
アメリカからみた、日本人の国民性がしっかりと描かれた作品で、好感を持って参加しました。多くの人に見てもらいたいと思います。

MC:
続きまして、日中戦争期の首相、近衛文麿(このえ・ふみまろ)を演じられました中村雅俊(なかむら・まさとし)さん、
ご挨拶をお願いいたします。

中村雅俊さん:
Hello again !(笑)
近衛という人物を演じさせていただきましたが、歴史は切り口が違うだけでこんなにも変わってくる事に驚いています。
歴史上、あまり有名じゃない人物にスポットライトをあてる事で見方が全然変わってくる事に感動しました。
出来るだけ多くの人に見てもらいたいと思っています。

MC:
続きまして、天皇を補佐する内大臣、木戸幸一(きど・こういち)を演じられました伊武雅刀(いぶ・まさとう)さん、ご挨拶をお願いいたします。

伊武雅刀さん:
この物語の4年後に生まれています。
子供の頃に終戦の残り香は嗅いでいますが、本当の事はこの映画で知りました。
素晴らしいスタッフと日本の役者でこの映画が出来た事に意味があると思います。
是非、色んな世代の人に見て欲しいです。

MC:
続きまして、昭和天皇を演じられました片岡孝太郎(かたおか・たかたろう)さん、ご挨拶をお願いいたします。ご挨拶をお願いいたします。

片岡孝太郎さん:
エンペラー役の片岡です。
実はお話をいただいた時、歌舞伎公演が決まっていたのですが、中村勘三郎さんにご相談にのっていただきましたところ、この役は是非やるべきだ!
と言われて参加しました。
よろしくお願い致します。

MC:
では、まずは私から皆様に2〜3質問をさせて頂きたいと思います。
奈良橋さんへ、この映画を企画した理由を教えてください。

奈良橋:
ずっとキャスティングをやってきましたが、アメリカから見た日本という、何か普段とは逆の視点のものがないか探していました。
そしてフェラーズの話と出会い、あまり知られていない事実もあり、是非紹介したいと思いました。宮内庁で働いていた私の祖父からも、色んな話を聞いていました。
なのでその内容も含めて、世界平和の為、日本とアメリカの調和のため、私はこれをやるべきだと思いました。