4月 13日(土)新宿ピカデリーにて、第五章『望郷の銀河間空間』の初日舞台挨拶が行われた。
第三章、第四章のガミラス側から一転、第五章はヤマトクルーより、航空隊の隊長・加藤三郎役の細谷佳正さんと同じく航空隊所属で偵察隊へのあこがれを胸に抱く篠原弘樹役の平川大輔さんそして出渕裕総監督が登壇。TV 放送の影響もあってか、女性客もこれまでの章より増え、3人が登場すると、会場満員の約 600人のお客様が一斉に起立・ヤマト式敬礼で出迎えた。

細谷佳正さん
「(加藤は)たたき上げの人という印象がすごくあって、エリートとして入ってくる古代に対して「上官なので命令は聞く」と言うところとか、現場主義の人間だなと感じたので、演じる上でも意識しました。加藤は古き良き時代の男性という感じなので、篠原のようなフォローのできる女性が必要なんじゃないかなと思いますね(笑)。映画館での上映から始まった「ヤマト 2199」が、TVの放送も始まり、より多くの人に見ていただける状況になったのは有難いことだなと思うのと同時に、アニメ史に残る作品に出演できたことを光栄に思います。見た方はぜひツイッターとかでも広げていただけると嬉しいです。」

平川大輔さん
「1 番最初にキャラクターの資料をいただいたときは、(篠原は)ロン毛で色黒でチャラい感じかなと思ったのですが、監督から、筋の通った、ちゃんとした男なんで、ただチャラい人にはならないようにと言われました。加藤をたてる、野球の女房役のようなもので、大事なところは加藤にまかせて、後ろでフォローする広い視野を持つキャラクターだなと思って演じています。
僕自身「ヤマト」はドンピシャの世代ではないのですが、それでも自分の中で「ヤマト」はすごく大きなタイトルで、アニメ界で燦然と輝く作品に携わっただけで、本当に幸せです。このあと、もうひと花ふた花咲かせられるぐらいに活躍の場があるといいのですが(笑)ぜひ最後まで見届けていただければなと思います。」

出渕裕総監督
「五章はドラマパートやアクションシーンをおりまぜましたが、うまくまとまってくれたのではないかと思います。次章以降は、新キャラ出てきたり、話の主ではないですが、恋模様を描いたりもします。また六章では航空隊員が活躍するシーンもありますので、ぜひ足を運んでいただければと思います。今日はありがとうございました。」