1997年に刊行され、上下巻で340万部超のミリオンセラーを記録した、妹尾河童の自伝的小説「少年H」。昭和初期から戦後までの神戸を舞台に、不穏な世の中を力強く生きた「H(エッチ)」と呼ばれた少年とその家族の物語が、満を持して映画化されました!!

この度は8月10日(土)の公開に先駆け、新シネコン“OSシネマズ神戸ハーバーランド”(4/18グランドオープン)のプレオープンセレモニーに原作者・妹尾河童(神戸市長田区出身)、妹尾肇(H)役の吉岡竜輝・Hの妹・妹尾好子役の花田優里音(ともに兵庫県出身)、さらに地元神戸市を代表して矢田立郎神戸市長が登場!新シネコンのテープカットを行うと共に、神戸市関係者・撮影協力先や神戸企業人を集めた特別試写会でも舞台挨拶を行いました。

妹尾河童(原作者)
「少年H」の原作は阪神淡路大震災の翌年に刊行され、最初の講演会は神戸で行いました。
たくさんの映画化オファーを断り続けましたが、「今の時代だからこそ映画にしたい」というプロデューサーの熱意にこたえ、ようやく映画化となりました。この度、「少年H」が神戸の新しい映画館のオープニングにふさわしいと選ばれ、とても嬉しく思っています。また、映画館の大きなスクリーンで上映されるのは初めてですので、皆さんと同じようにワクワクしています。この映画は神戸でも撮影されましたので、街を知っている人達は3倍面白いと思います!どうぞ楽しんでください。

吉岡竜輝(妹尾肇役) 
この映画は神戸が舞台の映画ですが、僕も神戸出身です。今だから言えますが…実は銃を担いだり、ほふく前進をしたりの撮影はとてもきつかったです。

花田優里音(妹尾好子役) 
水谷さんも、伊藤さんも、竜輝くんも、本当の家族の様に仲良くしてくれました。ハーバーランドには何度か来た事あるので、新しい映画館には家族で見に来たいです

矢田立郎・神戸市長 
昨年の5月に水谷さん、河童さん、監督、松本プロデューサーが映画の撮影前にご挨拶に来てくれまして、(原作は読んでいましたが)すごい映画になりそうだと期待していました。私自身も経験した、戦争が始まる直前の神戸〜戦中〜戦後の様子が映像でどの様に描かれるかを、今日映画を見て確かめたいと思います。

テレビ朝日・松本基弘プロデューサー(舞台挨拶のみ)
先の見えない今だからこそ、「少年H」を映画化したいと思いました。今日は映画にも登場した「H」の友人たちが実際に映画を見に来てくれて、感激で興奮しています。

試写会には、映画にも登場したHの友人たち3名、妹・好子さんご本人も出席され、河童さんの司会の元でアットホームな雰囲気で進行されました。地元・神戸の人々の期待をひしひしと感じるイベントとなりました。