ある日突然共同生活をすることになった“年の離れた親友”が“実は親子だった”という設定をユーモアたっぷりに描いた、映画『ブルーノのしあわせガイド』が、本日4月13日(土)よりシネスイッチ銀座他にて公開となりました。
この度は、本作の公開を記念して作品の舞台でもあるローマで生まれ育った、タレント・料理研究家のベリッシモ・フランチェスコさんを招いてのトークイベントが初回上映後に開催されました。生粋のローマっ子である、ベリッシモさんによるイタリアガイドとも言えるほどに豊富なローマやイタリアに関するトークに、会場のお客様は心地よい映画の余韻と共に楽しく耳を傾けられておりました。

■日 程:4月13日(土) トークショー開始 12:40〜
■場 所:シネスイッチ銀座(東京都中央区銀座4-4-5)
■登壇:ベリッシモ・フランチェスコ氏、新谷 里映氏

新谷:『ブルーノのしあわせガイド』をご覧になっていかがでしたか?
ベリッシモ:とても感動出来ました!そして故郷のローマの事も思い出せる作品でした。
新谷:好きなシーンはどこですか?
ベリッシモ:喧嘩のシーンですね。あそこで描かれる親子の関係が良かったです。あとは今イタリアが不況なので、
知り合いでも作品に登場したチンピラのような事をしている人がいるかもと思ったりもしました(笑)
新谷:ローマで生まれ育ったという事で、なにか地元を思い出すシーンなどありましたか?
ベリッシモ:テヴェレ川という所が出てきたのですが、このそばに通っていた高校がありました。
新谷:その時の学生生活はいかがでしたか?
ベリッシモ:ルカよりも悪かったですね(笑)イタリアでは学校を休むと翌日に親がサインした欠席届を提出するのですが、それを自分で作ったりしていました。
新谷:出演している俳優についてはいかがでしたか?
ベリッシモ:ブルーノ役のファブリッツィオ・ベンティボリオは色々な表情を使い分けられる素晴らしい俳優ですね。今回は少しコミカルな役どころですが上手かったですね。そのおかげで、シリアスなヨーロッパ映画と比べて、ジョークも楽しめてずっと楽しんでいられました。
新谷:作品の原題でもある言葉「シャッラ」は実際に使われますか?
ベリッシモ:4〜5年くらい前から使われ始めた若者言葉ですね。あまり大人は使わないですが、この映画のおかげで流行るかもしれません。
新谷:作品ではよくブルーノがバールに行きますが、どんな場所なのですか?
ベリッシモ:イタリアにはコンビニがないんです。なので朝から夜まで開いていて買い物と食事が出来る場所なので、みんなが使っています。イタリアでは地下鉄の乗車券を売る機械がよく壊れますが、バールでは切符も買えるので、旅行に行く時は使ってみて下さい。でも食事をするならちゃんとしたレストランの方がおススメです。バールにばかり通うブルーノはきちんと栄養が取れてなかったかもしれませんね(笑)

新谷:故郷のローマに行かれた時に必ず食べるものはなんですか?
ベリッシモ:カルボナーラです!最近イタリアではみんな元気がないですが、カルボナーラを食べると仕事もプライベートも元気になるんです。
新谷:そのカルボナーラを美味しく作るコツはありますか?
ベリッシモ:入手しづらいかもしれませんが出来ればグアンチャーレ(豚のほっぺた)を使い、後は新鮮な卵やオリーブオイル、黒コショウ、パルミジャーノチーズなどが必要ですね。詳しくは僕のレシピ本を読んで下さい(笑)
新谷:イタリアの恋愛事情はどうですか?ブルーノのような知的な男性はモテますか?
ベリッシモ:若い時はやんちゃな子の方がモテますね。年齢を重ねた人はブルーノのように落ち着いていた方がいいですね。
新谷:イタリア人は恋愛に積極的ですか?
ベリッシモ:必ず女性に声はかけますね。そこから仕事や恋愛につながりますので。ですので、ナンパが出来る人は仕事が出来るとも言われています。落ちこまない気持ちと切り替えの早さが養われますから。
新谷:今日本に暮らしていて感じる日本人女性の良さはどこですか?
ベリッシモ:イタリア人と比べると若くみえて、スタイルも良いと思っています。幼馴染の女の子も早々大人っぽくなっていました。
新谷:最後に一言お願いします
ベリッシモ:これからもどんどんイタリアの映画を見てほしいです!