前作大ヒットロングランを記録した、NY在住の佐々木芽生監督の映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編、『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』が、3月30日(土)より公開となりました。
初回上映後に、本作の主役であり世界的なアートコレクターであるドロシー・ヴォーゲルと佐々木監督を迎えて舞台挨拶を行いましたのでご報告いたします。本作はインターネットを利用したクラウドファンディングで、宣伝・配給費を募り日本最高額14,633,703円を記録(915人の出資者)を達成致しました。ドロシーの渡航費をはじめ今回の来日費用もこちらより賄われ、来日を待ち望んだ915人の熱意により、本作の公開やドロシーの来日も実現いたしました。
50年の歳月をかけて夫ハーブと一緒に美術史の歴史の1ページを築き上げた世界的アートコレクター77歳のドロシー。待ち望まれた日本公開の初日舞台挨拶で語られる、ドロシーからの喜びのメッセージを語ってくれました。

日程: 3月30日(土)11:40〜12:00
場所:新宿ピカデリー スクリーン6
登壇:ドロシー・ヴォーゲル&佐々木芽生監督

ホイットニー美術館でのワールドプレミア、ジャパンプレミアと数々の話題を集めた本作が遂に待望の初日を迎え、ドロシーと佐々木監督が舞台挨拶を行った。佐々木監督は「前作から4年かかりましたが、映画制作で一番難しい資金集めで世界中の方から御支援いただきました。皆さんからの“贈りもの”をいただいて完成できたことを心より感謝致します。お陰様で地球の裏側から77歳のドロシーも来日できました」と挨拶した。ドロシーは「皆さんに支援していただいて私は日本に来ることができました。滞在を楽しんでいます、本当にありがとうございます。運が良いことに桜の季節に来ることができたが、こんなに寒いと思わなかったので、ユニクロに行って今着ている上着を買いました、とても気に入っています。今まで食べた日本の食事で一番好きなものは吉野家の牛丼」と、庶民らしい一面を覗かせ会場を笑わせた。ドロシーは「ありがとう、いただきます、さようなら、かんぱい」と覚えたばかりの日本語を次々と連発し、「これしか日本語を話せないけれど、今日は楽しかった。ありがとうございました」と、元気な様子で会場をわかせた。監督は最後に「この小さな映画がこんなにたくさんの方に劇場で観ていただけることが嬉しい。皆さんのお力をお借りして、この映画のことやドロシーのことをお伝えいただければ嬉しいです」と締め括った。