監督:牧原亮太郎×脚本:木皿泉×キャラクター原案:咲坂伊緒の異色
タッグで注目される2013年6月8日(土)の劇場中編アニメーション「ハル」。
WIT STUDIO 初の劇場作品である本作は、メインキャストに細谷佳正さん、日笠陽子さんが決定したこと
でも話題となりました。事故で最愛のハルを失ったくるみとハルのかわりとなるロボハル。ロボットと人が
心通わす奇跡を描いた、号泣必至の近未来ラブストーリーです!
この度、4月7日(日)FSスペース汐留にて細谷佳正(ハル役)、日笠陽子(くるみ役)、木皿泉(脚本)、
牧原亮太郎(監督)による完成披露試写会舞台挨拶が行われました。
完成した「ハル」の本編を観終わったばかりのファンの前に、豪華ゲストが登壇。始終笑顔の絶えない舞
台上では、桜前線ならぬハル前線の到来に喜びと、作品への熱い思いを語っていただきました。最後には“春
(ハル)”をテーマに桜の枝を持ってのフォトセッションが行われ、和やかな雰囲気の中、舞台挨拶は終了致
しました。

『ハル』完成披露試写会
◆日程:4 月7 日(日)
◆登壇者:細谷佳正、日笠陽子、木皿泉(脚本)、牧原亮太郎(監督)
◆場所:FSスペース汐留(東京都港区東新橋1-1-16 汐留FS ビル3F)

■登壇者ご挨拶

<細谷佳正>
アフレコの時に監督から、喪失から再生していく物語だと伺っていました。観終わった今は、人はたくさんの愛情に支えられているんだと感じられる作品になったと思います。皆さまに観ていただく時に、どんな反応をしてくれるんだろうと気になっていましたが、喜んでいただけたようで嬉しいです。6 月の公開の際にはより多くの人に観ていただいて、たくさんの人の心に何かを残していただければと思います。

<日笠陽子>
アフレコ前リハーサルの時から、ストーリーは知っているのにセリフを読む度に泣いてしまって。アフレコスタジオでも、そんな泣けるお話なのに、泣くことができないハル役を演じている細谷さんを見て、後ろで泣いていました(笑)。
また、今回は主題歌も歌わせていただいて。この曲どうでしょうか?と、牧原監督にぶつけてみたら、いいねと言って下さったんです。主題歌ということで重圧もありましたけど、エンドロールで流れるのを観て、とても嬉しかったです。人によって色々な捉え方ができる作品だと思うので、是非皆さんも色々なことを感じて下さい。

<木皿泉>
この完成披露で皆さんと一緒に初めて作品を観ました。ストーリーを知っているから、皆さんより早く泣いてしまいました。アニメーションの脚本は初めてでしたけど、画面から雨の匂いや帽子の匂いが立ち上ってくるようで、本当にしっかり作られていると感じました。キャストの皆さんの演技も、ナチュラルでアニメーションと現実世界を結びつけるような素晴らしいものでした。映画作品の脚本も初めてなので、色々な地方の映画館でお客さんが一緒に泣いたり笑ったりしているのを想像すると、とても幸せな気持ちになります。

<牧原亮太郎>
完成したのが本当に直前だったので、まだ終わった気がしていなかったんですが、お客さんにご覧いただいて、こうして皆さんの前に立って、本当に完成したんだなと実感しました。脚本の木皿さんとお会いしたのが去年の4 月で、それから1 年で200 人以上のスタッフが関わって、その一人ひとりの思いや力が繋がって60 分の映画になりました。これからもたくさんのお客さんに観ていただけいて、この作品がさらに繋がっていってほしいと思います。

■みなさんの“春”の思い出は?

<細谷佳正>
毎年、お花見をしたいと思っているんですけど、なかなかできなくて。昨日の嵐で桜が散ってしまって、今年もお花見できなかったな、というのが今年の春の思い出です。

<日笠陽子>
夜、近所の桜を見ながら散歩したことです。素晴らしい夜桜でした。

<木皿泉>
私は4 月が誕生日なのですが、どちらかというと不安定になる時期で(笑)でも今年の春は「ハル」のおかげで楽しい誕生日を迎えられそうです。

<牧原亮太郎>
去年の4 月、「ハル」の件で新神戸まで木皿さんに会いにいったのが、春の思い出です。
その時は、前の仕事終わりの休暇でドバイから裸足でかけつけました。