12月14日(金)、有楽町泡火ホールにて、来年1月26日(土)より全国順次公開される映画『ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜』の完成披露試写会が開催。主演の長塚京三をはじめ、須賀健太、福田沙紀、監督の及川善弘、主題歌を歌ったCivilian Skunk(シベリアンスカンク)、脚本の大城貞俊、プロデュサーの桂壮三郎が登壇しました。

映画『ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜』は、1959年6月30日、突然、米軍のジェット戦闘機が沖縄・宮森小学校に墜落した事故で多くの友達をなくした良太を主人公に、3つの時代を交錯させ、今の日本に平和を問う感動の意欲作となっています。

まずは及川監督より「この映画に関わるまで宮森小学校の事件は知らなかった。この映画を通じて沖縄の人たちに触れて沖縄の痛みを感じました。基地の問題を皆さんの問題として考えて頂ければと思います」とのコメントがあり、主演の長塚さんは「多くの人にこの映画を広めて欲しい」須賀さんは「この事件のことを若い世代への案内役として映画で演じられたことを嬉しく思います」福田さんからは「この映画の若者たちが色々なカタチでひとつのことに取り組んでいくところに共感できると思います」主題歌を歌ったCivilian
Sukankからは「沖縄で暮らし、音楽活動を行っている僕たちにとって基地の問題を見つめて考えていくことが大事だと思いました」脚本家の大城さんは「ひまわりはあの事故の象徴でもあり、一方で私たちを励ましてくれている」とそれぞれがこの映画についての思いを語ると、観客から大きな拍手が起こりました。その後、早速トークがはじまると、まずは司会から長塚さんに「今回は実際の事件を元に作られたわけですが演じてみていかがでしたか?」との質問が。長塚さんは「撮影期間がけっこう短かったんですが、沖縄の風景や音楽に触れて役作りをしました。沖縄の人なれたかな?という思いです」と、役へのこだわりを見せました。さらに須賀さんに「子役のイメージが強い須賀さんですが、今回は恋人もいて大人の役でしたが、いかがでした?」と質問されると「大学生役も恋人がいる役も初めてでしたが自分の中では意外と違和感なく演じられたと思うんですが、恋人役の能年さんがとても可愛くて、本気で好きになる感じでやりました」と答えると場内はほのぼのとした笑いに包まれました。続いて福田さんに教師役ついて質問がされると「休憩時間も生徒役の子供たちからいろんな質問が飛んできて、まるで本当の先生と生徒みたいでした」と微笑ましいエピソードを語ってくれました。最後にプロデューサーの桂さんより「全国で100万人動員を目指しています。みなさんのご協力に感謝します」と観客の方々にお礼の言葉が述べられました。
さらにマスコミ向けのフォトセッションが監督・俳優さんたちで行われ、大きな拍手とともに登壇者は舞台を後にしました。