映画『桐島、部活やめるってよ』第37回報知映画賞監督賞(吉田大八監督)受賞!
今年の口コミ No.1 ヒット作『桐島、部活やめるってよ』が本日発表された第 37 回報知映画賞で吉田大八監督が、見事、監督賞を受賞。
また最優秀作品賞・最優秀新進男優賞・最優秀新進女優賞の 3 冠を獲得した第 4 回 TAMA 映画賞授賞式には吉田大八監督、神木隆之介、橋本愛が揃って登壇!
8月11日公開にも関わらず、いまだに全国で奇跡のロングランを続ける映画『桐島、部活やめるってよ』。本日、スポーツ報知紙面にて発表された第37回報知映画賞では、作品賞・監督賞・主演男優賞(神木隆之介)・新人賞(東出昌大)にノミネートされ、見事、監督賞を受賞しました。また、11/23日には国内賞レースの先陣をきって、パルテノン多摩大ホールで開催された「第4回TAMA映画賞」授賞式に最優秀作品賞、最優秀新進男優賞(神木隆之介)、最優秀新進女優賞(橋本愛)獲得した監督&キャストが登壇いたしました。
1976年に始まった歴史ある報知映画賞の監督賞を受賞した吉田大八監督。登場人物のモノローグでオムニバス的に展開される原作小説に大胆な脚色を加えたオリジナリティが高く評価されての受賞となった。また惜しくも受賞は逃したものの、主演男優賞にノミネートされた神木隆之介のこれまでのキャリアの中でも特筆される演技、モデルから俳優への第一歩となったこの映画で新人賞にノミネートされた東出昌大のフレッシュな存在感も今年の日本映画界の大きな収穫だ。
一方、ボランティアの映画ファンで構成された実行委員会が運営し、「日本映画の活性化をめざして映画ファンのネットワーク作りをめざす」TAMA映画賞では、作品賞を含む主要3部門を制覇。観客の熱い口コミがツイッターなどのSNSで話題を呼んで観客を増やし続け、これまでの映画界の常識をやぶるヒットを記録した『桐島、部活やめるってよ』は、映画ファン発のTAMA映画賞にまさにふさわしい受賞作。11 月 23 日に行われた受賞式では、最優秀新進男優賞の神木隆之介、最優秀新進女優賞の橋本愛、最優秀作品賞では全キャスト・スタッフを代表して吉田大八監督が登壇。それぞれが、賞を与えてくれた映画ファンへの感謝の言葉を口にし、神木隆之介は「皆さんの心に残る愛される作品に参加させていただき、さらに役者として評価していただき嬉しい」、橋本愛は「一観客としても大好きで、見終わった後に興奮が血管をめぐるような作品に出会え、自分がその一部になっていることが嬉しい」と語り、「桐島愛」溢れるセレモニーとなった。
今年の賞レースで幸先の良いスタートをきった『桐島、部活やめるってよ』だが、主役をはじめほぼすべてのキャストが高校生である映画が、映画賞を賑わすのは、かつてないこと。中学生からシニアまで、いまやその映画的クオリティで幅広く映画ファンに支持される本作が今後の映画賞レースを騒がせることは、まず間違いないだろう。
第37回報知映画賞 監督賞 *授賞式は12/18に行われます。
吉田大八監督受賞コメント:試行錯誤の果てにできたものが、間違ってなかったのな、という思いです。原作の“核”をつかんだら、映画オリジナルの道を探すということは意識しました。
第 4 回 TAMA 映画賞 授賞式 11/23(金・祝)@パルテノン多摩 最優秀作品賞:桐島、部活やめるってよ
最優秀新進男優賞:神木隆之介(『桐島、部活やめるってよ』『SPEC』) 最優秀新進女優賞:橋本愛(『桐島、部活やめるってよ』ほか3作品)
■壇上でのコメント
吉田大八監督:ちょうど1年前に、どんな映画になるのか心配そうな顔で始めましたが、その作品が、しっかりと観客に届きこのような賞をいただけたこと、スタッフ・キャストを代表してお礼を申し上げます。公開後、観客の皆さんが映画をきっかけに、自分の高校時代の話を夢中にしている様子など、想像を超えた広がり方をしてとても嬉しいです。ありがとうございました。
神木隆之介:素晴らしい賞をいただき光栄です。こうして、一人の役者として評価していただき、とても嬉しいです。同世代のキャストたちと切磋琢磨し刺激しあった撮影期間でした。今後も、俳優として芝居の幅が広がるよう、人間としても成長し、メッセージをお届けしていきたいと思います。
橋本愛:嬉しい気持ちでいっぱいです。「桐島」には特別な思いがあります。「桐島」のキャストやスタッフに出会えて、芝居や仕事を愛せるようになりました。これからもこの仕事を大事にして頑張っていきたいと思います。