本日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて映画『カラスの親指』の初日舞台挨拶が行われました。本作は、ひとつ屋根の下に集まった、5人のワケ有サギ師達が一世一代の大勝負に人生を賭ける、爽快エンタテイメントです。久しぶりに顔を合わせた5人は本物の家族さながら和気あいあいとした雰囲気を見せ、会場は温かい雰囲気に包まれました。

【登壇者】 阿部寛さん、村上ショージさん、石原さとみさん、能年玲奈さん、小柳友さん、伊藤匡史監督

本作で主演を務めた阿部寛さんは、「初めての詐欺師と言う役、そして村上さんとのコンビネーションはとても楽しくて、疑似家族のようでした。詐欺師という役は初めてでしたが、自分の中でも評価が高いです。きっと騙されると思いますよ!十分注意してくださいね」と来場者に“ダマされ”ないように注意を促し、改めて本作にかける自信を見せました。阿部さんの相棒役を務めた村上ショージさんは「ご期待にそえたかどうか、本当にすみません…一生懸命やらせて頂きました!」と本作でスクリーンデビューを飾った事に恐縮しきりの模様。石原さとみさんはファンの声援に笑顔で応えながら「やっと公開できて本当にうれしいです。皆さん、絶対騙されると思います!色んな所に伏線があるので細かいところまで目を開けてしっかり見てください!」と本作をアピールしました。能年玲奈さんは「楽しい映画になっていると思います!」とコメントすると、小柳友さんは役作りで10kgの増量した事に触れ「大分今の感じと違うので、それだけで騙せたんじゃないかと思います」と本作で役者魂を見せたことをアピール。

5人がまるで本物の家族のようであることに触れられると、阿部さんは「1日18時間くらい撮影をして、自然と疑似家族みたいな輪が出来ていましたね。映画の中でもいきいきとしていたと思います」と改めて5人の仲の良さについて語りました。

また、撮影現場でのエピソードについて触れられると阿部さんは、「煙草を吸うシーンで20テイクくらい撮ったんですよね(笑)」と何度もテイクを重ね、監督が本作へのこだわりを見せた事を明かすと、村上さんは「皆さん余裕がある中一人でテンパってしまって、台詞を助監督の方と合わせてもらったり、気が狂いそうでした…」と過酷?!な撮影現場について振り返りました。そんな村上さんから阿部さんへ役者としての相談があったそうで、阿部さんは「村上さんから、『長台詞をどうやったら覚えられるんでしょう?』と聞かれたことがあって(笑)覚えるしかありませんよって言いました(笑)」と長年の俳優業を生かした知識を教授。それに対して村上さんは「その時は「はあ…」と思わず声を漏らしてしまいましたね」と初めての映画出演に苦労を重ねた様子でした。

対象的に、石原さとみさんは自由にやらせてもらったと語りつつも「ただ滑り台のシーンだけは重ねましたね」とコメントすると、すかさず村上さんから「僕の前であんまり滑る滑る、言わないでください…」との声がかかりました。

 最後に阿部さんが「この映画は、試写会の満足度の評価が近年見ないほど良かったと聞いてます。純粋にこの映画を観て、どっぷり世界観に使っていただき、応援の程宜しくお願い致します!!!」と、呼びかけし本イベントを締めくくりました。