本日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、映画『カラスの親指』の完成プレミア試写会が行われました。阿部寛さんと村上ショージさんが警備スタッフに扮して会場に紛れ込み、ラストの大どんでん返しが見所である本作にちなみ、観客にドッキリを仕掛け会場を沸かせました。

【登壇者】阿部寛、村上ショージ、石原さとみ、鶴見辰吾、小柳友、
古坂大魔王、道尾秀介(原作)、伊藤匡史監督

MCの呼びかけによりキャストが登場すると、なんとそこには阿部寛さんと村上ショージさんの姿が見当たらず。二人が不在のまま進行していくと、どこからか「ドゥーン!!」という村上さんの声が。すると前方に警備スタッフとして客席に紛れ込んだ二人が登場。ネタばらしをすると客席は「えーっ!」という驚きの声に包まれました。阿部さんは「本当にモロバレすると思っていましたが全然気づかれなかったので、拍子抜けしました(笑)」と語ると、村上さんは「分からんかったら、分らんかったで淋しいですね」と苦笑いを見せていました。

石原さとみさんは、阿部さんと村上さんについて「最初からこんな感じでした(笑)本読みから出来上がってました」と二人の仲の良さについて答え、更に「私は、(小柳)友君とワイワイしてれば良かった」と語り小柳さんとのシーンが、殆どアドリブであった事を明かしました。
本作で悪役を演じた鶴見辰吾さんは、「阿部さんをいじめなくてはいけなかったのが辛かった(笑)」と和気あいあいあと撮影が進んだ現場について語ると、小柳友さんは「役作りの為に3か月くらいで12か月太りました(笑)」と本作でみせた役者魂について答えました。本イベントでMCも務めた古坂大魔王さんは「ショージさんの芝居は、凄い良かったと思います!」と映画初出演の村上さんの芝居を大絶賛しました。

阿部さんと村上さんの仲の良さについて聞かれると村上さんは、「来年、M-1出ようかな」と意気込みを語りましたが、阿部さんに「お断りします(笑)」と一蹴され名(迷)コンビ?!ぶりをアピール。会場は温かい笑いの渦に包まれました。

原作者である道尾秀介さんも、「自分で書いた小説は子供のようなものですからね。本当に出来の良い子供をもう一人作ってもらったような気分で嬉しいです」と満足げに語り、出演者一同原、作者からお墨付きを貰ったことに笑顔を見せていました。

最後に、阿部さんは「僕もこういう作品に参加させて頂いて、また違う自分が発見できたと思います。良く人間が描かれているしエンタテイメント性もあって…皆さんすっかり騙されましたよね?是非宜しくお願いします!」とコメントし、本イベントを締めくくりました。