本日、ユナイテッドシネマ豊洲にて、映画『その夜の侍』の完成披露試写会が行われました。本作は、妻をひき逃げされ復讐を誓う男と、追い詰められる男。そして二人を取り巻く周囲の人々が織りなす心揺さぶられる感動の人間ドラマになります。本イベントでは、キャストの方々にはこの濃密な作品について熱く語っていただきました。

登壇者】堺雅人、山田孝之、新井浩文、田口トモロヲ、綾野剛、
谷村美月、赤堀雅秋監督

 冒頭、本作で主演を務めた堺雅人さんは「僕はとても大好きな作品です。どうぞ皆様の人生、心に深く、深く突き刺さるように祈っております」と感慨深く挨拶をしました。過酷な現場であった事に触れられると、山田孝之さんは「辛い、寒い、帰りたい、もう嫌だ…そんな感じです」と振り返り、今回が初共演の堺さんについては「堺さんとついにお会いできるんだ、と楽しみでしたがいざ始まると嫌で嫌で…かなり早い段階から全て失ったので…」と吐露。堺さんも、「5分くらいだったね、浮ついた気持ちは(笑)」と応じ映画さながらの濃密な関係をアピールしました。また、本作で本年度10本目となる新井浩文さんは「これは記念すべきラストの作品で、自分が自信のあるベスト3に入ってます!」と自信をのぞかせ、田口トモロヲさんは「踏絵のような映画です(笑)この作品が楽しめればどんな事でも楽しめます!(笑)」と自虐的に語りました。さらに綾野剛さんは、「愚かな姿が実直に出ている感じで、凄いものが出来てしまったという感覚が大きいですね」とアピールし、谷村美月さんは「赤堀監督の人間的な部分が出ているような作品です。楽しんでください!」と本作に対する想いを熱く語りました。また本作品において、初監督にも拘らず豪華キャストが集結したことについて、赤堀雅秋監督は「この物語に出てくる登場人物は普通の凡庸な人たちを体現しています。みなさん、役になりきって頂くことに本当に終始して頂きました。ベストキャスティングでやらせて頂いたので大変光栄です」と語りました。また、「暴力描写や頃テスクな面等を前評判で取り上げて頂く事が多いですが、これは『愛と希望の映画です』と本作で描かれる、絡み合う感動の人間ドラマについてアピールしました。
最後に、堺さんは「僕は本当に大好きな映画です。願わくば皆さんの心に希望として心に突き刺さる事を願うばかりです」と語り本イベントを締めくくりました。