この度公開に先駆けて、早稲田大学にて、監督、プロデューサー、声優による豪華な特別講義と、試写を実施!『ねらわれた学園』を例にとり、アニメーション映画の製作過程を監督、プロデューサー、声優、それぞれの立場から論じるパネルディスカッションを行いました。

◆日時 : 10月26日(金) 
◆出席者:中村亮介(監督)、木内秀信(声優)、平山理志(プロデューサー)
 MC : 寺西史(プロデューサー)、安藤紘平(教授)
◆場所 :早稲田大学 小野記念講堂 

 
 今回のイベント試写は早稲田大学全学共通副専攻「映画・映像」特別講座『ねらわれた学園』試写&特別講義と銘打って行われ、会場には学生を中心とした200名が集まりました。上映開始数時間前から並ぶ方もいて、上映後の特別講座は当初の予定時間を超えての、中身の濃い内容となりました。
 
 この特別講座は、11月10日に公開を迎えるアニメーション映画「ねらわれた学園」を早稲田大学の安藤紘平教授と本作の配給を行う松竹の寺西プロデューサーの進行により、中村監督、平山プロデューサー、声優で本作では斉藤先生を演じた木内秀信さんが作品について意見を交わした。
 
 原作「ねらわれた学園」は30年以上もの間、出版され続けられている作品なので、その魅力を失わないように心がけながら、作品の時代を現代に置き換え、観てくださる方にこの時代ならではの思いを込めたと中村監督。
 また、自身も原作者の眉村先生の作品が好きだと語った平山プロデューサーは、監督とともにこの作品を劇場作品として選んだ理由や、中村監督だからこその世界観を表現するには「ねらわれた学園」が最も適していると考えたと作品化への経緯を語りました。
 声優として様々な役を演じる木内さんは、アフレコ時の監督や音響監督とのやりとりを語り、出来上がった作品を観て、それらの演出が作品の全体図をイメージした上でのことだったと理解できたと話し、ぜひ何度も作品を鑑賞し、この作品のテーマを理解してほしいと熱く語りました。
 講義のあとの質疑応答も学生たちから質問が相次ぎ、それらに真摯に答える監督とのやりとりで、当初の予定の講義時間を超えての特別講座となりました。